新たなオフィスの形『セットアップオフィス』
近年、働き方の多様化が進む中、オフィス環境も変化を求められています。こうした変化に応えるため、いちごは「いちご本郷三丁目ビル」に新しい形のオフィス、「セットアップオフィス」を導入しました。この試みは、入居者に快適な働き方を提供することを目的としています。
セットアップオフィスの魅力とは?
「セットアップオフィス」とは、内装や設備をあらかじめ整えたオフィス空間です。このスタイルは、従来のオフィスのように長期間の内装工事を行う必要がなく、入居時にスムーズに業務を開始できます。また、テナントの造作工事費用を抑えられるため、コスト面でも大きなメリットがあります。退去時の原状回復に伴う廃棄物も削減できるため、環境への配慮も実現しています。
いちごはこの新たなオフィスを通じて、テナントのニーズを分析し、デザイン性だけでなく実用性も重視したレイアウトプランを実現。これにより、高い入居率を織りなしています。
イノベーションを生むフレキシブルな空間
今回の導入に際し、全体のコンセプトは「Confiance - 信頼 自信 確信」と定め、テナントが将来の発展を見据えられるようなオフィスを目指しました。エントランスは来訪者に安心感を与えるため、どっしりとした門型の形状を採用し、ホスピタリティ空間は落ち着きのある上品な雰囲気に仕上げています。
さらには、フレキシブルシンキングを促進するオフィスや、ABW(アクティビティ・ベースド・ワーク)の考え方を取り入れた空間、カジュアルなコミュニケーションが生まれる環境など、異なるコンセプトを持つ3区画を整え、入居者のニーズに細やかに応じています。
現場からの声
新たなオフィスに入居した「マースジャパン株式会社」の服部常務取締役は、オフィスの環境に対する満足を表明しています。彼は、信号に引っかかることなく快適に通勤できることを喜び、内覧時にはスタッフの反応も良好だったと述べています。また、築30年の自社ビルからの移転にあたり、近隣で150坪程度の物件を探していた中で、このセットアップオフィスが条件にマッチしたとのことです。
一方、「株式会社Ollo」の岡本取締役会長も新しいオフィスに満足しており、メンバーが魅力を感じる贅沢な環境だと評価しています。彼は、社外からの評判も良好で、移転が企業の成長に寄与すると確信しています。
今後の展望
いちごは今後もテナントのニーズに応えるために、マーケティング戦略を継続的に遂行し、セットアップオフィスをはじめとした新しいオフィス形態の提供を進めていく予定です。オフィス環境の進化が企業の成長にどのように寄与するのか、今後の動向に期待が高まります。
このように、いちごの取り組みは、日本の働き方改革と企業のパフォーマンスの向上に貢献しています。新しいオフィス環境が、多くの人々に快適な職場を提供し続けることを願っています。