健康寿命を見える化するC-HAS技術のご紹介
2023年6月17日から19日まで、大阪国際会議場にて第22回日本抗加齢医学会企業展示会が開催されます。この展示会では、健康寿命を見える化する新技術C-HASが発表され、多くの注目を集めています。
展示概要
C-HAS(C. elegans Health life span Auto-monitoring System)は、熊本大学の天然物創薬プロジェクトUpRodから生まれた研究開発型ベンチャーが開発した技術です。このシステムは、実験動物である線虫C. elegansを利用して、健康寿命を測定する革新的な方法を提供します。
具体的には、線虫の寿命は約30日ですが、C-HASでは12時間ごとに線虫の動きが撮影され、そのデータが集められます。得られた情報を元に、生活全般にわたる健康状態を解析します。この解析により、健康な集団、不健康な集団、早死の集団に分類し、各グループの健康寿命を見える化することが可能です。
C-HASの可能性
この技術は、健康寿命を延ばすための処置の効果を評価する手段としても活用されています。具体的には、処置を行った集団に対して予想される健康影響を観察することができ、具体的な数値として「HaS」を算出します。このHaSは、素材が持つ健康影響力を示す重要な指標となります。
C-HASに関連する研究や成果は、様々な受賞歴が示す通り、非常に高く評価されています。2021年にはバイオテックグランプリやヘルスケアベンチャー大賞など、数々の賞を受賞し、その実績が業界内外で注目されています。さらに、今回の展示会では、健康寿命延長に向けた新たな協業の機会を探ることも期待されています。
学会での講演情報
展示会に加えて、C-HASに関する講演も行われます。6月17日(金)には、褒章制度受賞者による講演が9時から10時50分まで予定されており、演題は「実験モデル動物を活用した肺老化疾患COPDと健康寿命に対する評価系の構築と解析」です。その後、6月19日(日)には「4象限集団解析法を用いたCエレガンス健康寿命に対する各種素材の影響」と題した一般口演も行われる予定です。
お問い合わせについて
展示会期間中、さらなる情報や資料請求が可能です。「
[email protected]」までお気軽にお問い合わせください。展示にて新しい情報を直接得る貴重な機会をお見逃しなく、ぜひ足をお運びください。新技術C-HASとその健康寿命延伸に向けた可能性について、皆様の関心が高まることを願っています。