Jamfが発表、AIと宣言型デバイス管理で進化するApple製品管理の新時代

Jamfが「JNUC 2024」で最新イノベーションを発表



米国テネシー州ナッシュビルにおいて、10月1日から3日に開催された第15回「Jamf Nation User Conference(JNUC)」では、Appleデバイスの管理と運用における最新のソリューションが紹介されました。今年のテーマは「go further(もっと先へ)」で、Jamfは業界の流れを捉えた新しい機能を多数発表しました。

新たな時代に向けた革新



JamfのCEO、John Strosahl氏は、従業員の労働環境を守る重要性と、Appleデバイス管理者の役割が日々複雑化している現状を認識し、同社の包括的なソリューションの重要性を強調しました。

宣言型デバイス管理



今年のJNUCでは、最も注目すべき点の一つとして「宣言型デバイス管理」が取り上げられました。この新しいアプローチは、ポリシー適用の自動化を目指し、Appleデバイスがより自律的にアクションを取れるようにするものです。個々のデバイスが管理サーバのポリシーに基づいて、積極的に行動できる環境を提供します。これにより、管理はより効率的に行えるようになります。

さらに、「ブループリント(Blueprint)」を用いた技術革新が発表され、Jamf ProとJamf Schoolでの活用が期待されています。この新たなフレームワークは、デバイスの設定やアプリインストールをより容易にすることを目指しています。

Self Service+の導入



Jamfは、「Self Service」アプリを基にした「Self Service+」も新たに発表しました。このアプリは、ユーザーが最も利用しやすいようにデザインが見直され、全ての機能が集約されています。ユーザーは、アプリを切り替えることなく、必要な情報を直感的なインターフェースの中で確認し、迅速に生産性を向上させることができるようになります。

Compliance Benchmark



セキュリティと管理の複雑化が進む中、Jamf Proは「Compliance Benchmark」を発表し、セキュリティコンプライアンスの管理を簡素化することを目指します。この機能は、macOSからスタートし、今後iOSやiPadOSにも拡大する予定です。

AI Assistantの登場



今年のJNUCでは、AIを活用した「AI Assistant」の初期ベータ版も発表されました。このAIアシスタントは自然言語を活用したインターフェースで、ユーザーの質問に対する迅速な回答を可能にします。管理者はこのツールを使って、セキュリティアラートの解読や、次のステップの提案を受けることができるようになります。このAI技術により、仕事の効率が格段に向上します。

教育機関向けの取り組み



Jamfは40,000以上の教育機関でサービスを提供しており、特に「Jamf Safe Internet」は、その評価も高い製品です。最近発表された「Time-Based policies」により、管理者は家庭でも学生を守るツールを増やすことが可能になりました。

まとめ



Jamfは、Appleデバイスの管理とセキュリティの向上を目指し、様々な新機能を通じて企業や教育現場に新たな価値を提供しています。信頼性の高い管理ソリューションとして注目されるJamfの取り組みは、今後も多くのデバイス管理者やエンドユーザーに影響を与えるでしょう。さらなる詳細は公式ウェブサイトで確認できます。

会社情報

会社名
Jamf Japan 合同会社
住所
東京都港区虎ノ門4丁目1番1神谷町トラストタワー25階
電話番号
050-1790-2200

関連リンク

サードペディア百科事典: AI Jamf 自律型管理

Wiki3: AI Jamf 自律型管理

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。