インパクトホールディングスが「Kikuvi」を導入
2025年9月、株式会社Kikuvi(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役社長:佐藤拳斗)は、インパクトホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:寒河江 清人)にAIヒアリング特化型SaaS「Kikuvi」を導入されることが決定したと発表しました。これにより、販促DX事業、インフラDX事業、エンタメ事業を展開する同社の業務効率化が図られることとなります。
採用の背景と狙い
インパクトホールディングスは、「Wow Shopping!」をテーマに掲げ、店頭や販促活動のデータをより活用することを目指しています。現場から経営層までの幅広い“声”を集め、それを定量データと融合させる需要が高まっています。Kikuviは、並列してヒアリングを実施し、要約や洞察を抽出するプロセスの自動化に特化したソリューションとして位置付けられています。
この取り組みには、現場から得られる情報の迅速な分析と利用を進めたいという意図があります。Kikuviを使うことで、従来は人が行っていたヒアリングの工数を削減し、データ活用のスピードを高めることが期待されています。
ツール選定のポイント
インパクトホールディングスがKikuviを選定した理由には、いくつかのポイントがあげられています。主な評価観点は次の通りです。
- - 運用負荷の最小化:質問の設計から収集、要約、インサイト抽出までの自動化程度を重視。
- - スケール性能:多拠点、多職種での高頻度ヒアリングを同時に行える能力。
- - データ統合性:店頭や販促活動データとの整合性と再利用性。
- - セキュリティとガバナンス:アクセス制御や監査ログ、権限分離が実装された安全性。
- - 導入スピード:サポート体制とチームのスピード感が重要視されました。
これらの要件を踏まえ、Kikuviは最良の選択肢となったのです。今後は段階的に効果を実証しながら運用を進める予定です。
初期活用スコープ
「Kikuvi」の導入を通じて、下記の初期活用スコープが設定されています。
- - 定期ヒアリングの自動化:スーパーバイザーからラウンダーへの電話や対面によるヒアリングがAIによって自動化され、工数の削減と心理的負担の軽減が図られます。
- - 全国スタッフの作業前確認:人工知能を利用して、全国約30万人の登録スタッフの作業前確認を迅速化、回答率を向上させます。
- - 非アクティブスタッフの稼働促進:スタッフを再活性化し、稼働率を向上させる施策としても利用されます。
- - デプスインタビュー効率化:深掘り型インタビューをAIが代替し、大規模な工数を削減します。
- - 業務ヒアリングの自動化:業務改善に関わる定期チェックをAI化し、組織運営の安定に貢献。
期待される効果
Kikuviを使うことで、以下のような効果が期待されています。
- - 意思決定の迅速化:要約や洞察を自動で抽出することにより、レポート作成までの時間を短縮します。
- - 声の常時更新:多拠点に同時にヒアリングを行い、現場からの声を常に最新に保ちます。
- - 質の向上:データに基づく文脈を可視化し、より精度の高い改善策を打ち出します。
Kikuviについて
Kikuviは、ヒアリング業務の自動化に特化したSaaSで、「質問設計 → 収集 → 要約 → インサイト抽出」を一貫して自動化します。大規模で高頻度のヒアリングを並列に行い、様々な“声”を構造化されたデータとして蓄積します。得られたデータはダッシュボードや各種必要なドキュメントとして変換され、迅速な意思決定に活用されます。
今後の展開
まずは販促DXの領域でKikuviの本格運用を開始します。その成果を踏まえ、今後はインフラDX事業やエンタメ事業など、他の領域への展開も段階的に検討していく予定です。
会社概要
インパクトホールディングス株式会社
- - 所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル23F
- - 代表者:代表取締役社長 寒河江 清人
- - 設立:2022年11月(創業:2004年2月)
- - 資本金:100百万円(2024年1月4日現在)
- - 事業内容:IPコンテンツのプロモーション戦略、販促・マーケティング、デジタルサイネージ等
株式会社Kikuvi
- - 所在地:神奈川県鎌倉市
- - 代表者:Founder CEO 佐藤拳斗
- - 事業内容:AIによるヒアリング業務の自動化SaaS「Kikuvi」の提供
今後のビジネスの幅が広がる中で、この新たな挑戦がどのような成果を生むのか、注目が集まります。