ニフティ株式会社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」における最新の調査が発表されました。小中学生を対象にした本アンケートでは、現在どのような習い事をしているのか、またどの程度の頻度で通っているのかを探ることが目的です。調査には2,158名の子どもが回答し、興味深い結果が得られました。
現在の習い事の実態
調査結果によると、習い事を行っている小中学生は全体の約84%を占めています。特に小学生の割合は非常に高く、88.0%もの子どもたちが何らかの形で習い事に参加していますが、中学生では72.7%にまで減少しています。これは、勉強や部活動が本格化する中で、習い事を続けられない現状を反映していると言えます。
また、習い事をしている子どもたちの中で最も多い参加回数は週1回で、週4回以上通っている子どもたちも36.8%に達しました。この割合は子どもたちが一定の習いごとに時間を投資していることを示しており、今後の教育に対する関心の高さを物語っています。
やめたいと思う理由
さらに、調査では約7割の子どもたちが「今までにやめたいと思った習い事がある」と回答しました。やめたい理由として、「上手くできないからつまらない」「先生と合わない」「もっと友達と遊びたい」といった多様な意見が寄せられています。特に技術が求められるダンスや楽器に関しては、自分のスキルと周りの友達を比較し、プレッシャーを感じた結果、興味を失ってしまうケースも見受けられます。
習い事の種類と人気
続いて、習い事の種類について見ていきましょう。調査結果では、小学生が多く通う習い事として「学習塾・くもん」や「ピアノ」が常に上位にあり、特に学習塾に通う小学生の割合は約43.3%です。一方で、中学生になるとこの割合が54.5%に増え、進学に向けての真剣な姿勢が反映されています。
小学生では「水泳」「英語」「ダンス」が人気の上位を占めていますが、中学生の場合は「英語」「習字・書道」「武道」が好まれています。これは、年齢とともに子どもたちの興味や必要なスキルが変化していることを示しています。
初めての習い事
調査では、初めて習い事を開始する年齢は多くが「4~5歳」に集中しています。また、最も多く選ばれた初めての習い事は「ピアノ」と「水泳」で、両者ともに子どもたちにとって早期の運動能力や音楽的な素養を磨く場となっています。
未来の希望
最後に、これから挑戦してみたい習い事についても言及されており、ダンスが非常に人気を集めています。小学生の間では「絵」も人気が高く、クリエイティブな活動に対する興味が強いことが伺えます。また、子どもたちが将来やりたいと思うことへの期待が膨らんでいるのです。
まとめ
ニフティキッズの調査結果は、現代の小中学生が習い事に対してどのような価値観を持っているのか、またその背後にある心理や環境について深く知る貴重なデータを提供しています。子どもたちの成長を支えるためには、彼らが本当に興味を持てる活動を見つけられるよう、周囲がサポートしていくことが重要です。