香川県高松市牟礼町から生まれた米粉うどんが、ついに世界の舞台、マレーシア・クアラルンプールに上陸します。株式会社人生は上々だが運営するレストラン「by age 18」の2号店が2025年6月22日にオープンする予定で、多様な食文化を受け入れるマレーシアにおいて、グルテンフリーやプラントベースの讃岐うどんが注目されています。
香川県から世界へ
「by age 18」は、2023年12月に香川県高松市牟礼町に1号店をオープンし、「世界80億人が楽しめる讃岐うどんを」という理念を掲げています。マレーシア市場に進出することで、その理念がいかに実現されるのでしょうか。
マレーシアの多様な食文化
マレーシアは、多様な宗教や文化が共存する国です。イスラム教、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教といった多様な信仰が存在し、それに伴って多種多様な食の嗜好が求められています。このため、ハラルやべジタリアン、ヴィーガンメニューを用意した飲食店が数多く存在します。この文化背景を活かし、by age 18 が提供するプラントベース・グルテンフリーの讃岐うどんは、まさにマレーシアに最適な商品といえるでしょう。
日本食人気の高まり
さらに、マレーシアにおける日本食人気は年々上昇していますが、プラントベースやグルテンフリーに対応した日本食レストランはまだまだ少数派です。この状況に目をつけ、by age 18はマレーシアで唯一の「プラントベース・グルテンフリー讃岐うどん店」として立ち上がることとなりました。
本場の味をクオリティ高く再現
クアラルンプール店では、香川の本店と同様の流儀でうどんを提供します。材料はすべて日本から輸入し、本店での研修を受けたスタッフがクアラルンプールで製麺するため、本格的な讃岐うどんの味と食感が再現されます。また、サイドメニューとして、クアラルンプール限定のオリジナル料理も展開予定です。
グランドオープンへ向けた準備
オープンに先立ち、2025年6月13日には現地報道機関向けの記者発表が行われる予定です。このイベントでは、by age 18のストーリーやプラン、そしてマレーシアでの展望が紹介されます。
シェフの思い
by age 18のオーナーであり、株式会社人生は上々だのCEOでもある村上モリロウ氏は、アレルギーを持つ息子の経験から、「食の制限を超えた誰もが楽しめる讃岐うどんを提供したい」という強い思いを持ってこの取り組みを始めました。香川県の田舎町から出発した彼の挑戦は、世界へと広がる新たな形のうどんを提供することに繋がっています。
まとめ
米粉うどんはただの食べ物ではなく、文化や価値観の架け橋となる存在です。香川からの挑戦が、アジア全域、さらには世界の人々に受け入れられることを期待しています。by age 18の今後の展開に、どうぞご期待ください。