木のぬくもりを感じる「第23回木のぬくもり展」開催のお知らせ

パラミタミュージアムで開催「第23回木のぬくもり展」

2025年10月31日から11月30日の期間で、パラミタミュージアムにて「第23回木のぬくもり展」が開催されます。この展覧会では、長野県塩尻市の職人、岡部博文氏の手づくり家具が展示されます。無垢の木材を使用した家具は、その温かさと美しさが特徴で、訪れる人々に深い感動をもたらします。

無垢材がもたらす温もりと美しさ

岡部氏が手掛ける家具は、生活空間に自然と溶け込むデザインが魅力です。「むく」の木肌は実に温かく、見た目だけでなく触れることでその優しさを実感できます。時間が経つにつれて、その木の味わいはさらに深まり、長く使うことで美しさを増すのが特徴です。岡部氏の家具には、一つ一つの工程に心がこもった「正直な手仕事」が見られ、外観だけでなく見えない部分にも丁寧さが感じられると評判です。

パラミタミュージアムとの信頼関係

パラミタミュージアムは、2003年の開館以来、岡部氏の家具を使用してきました。同館のサロンや会場内には、彼の手による机やベンチが並び、22年経った現在でもその状態は変わらず、くるいも劣化も一切見られません。特に、岡部氏の作品には、ノミで丁寧に彫り込まれた座板が特徴で、長時間座っても疲れにくいのが魅力です。

「外観だけでなく、見えない部分にも誠実な手仕事が感じられます」と、パラミタミュージアムの学芸員もコメントしています。

展覧会の詳細

この展覧会は以下の通り開催されます。入場は無料で、休館日はなく、好きな時間に訪問できます。

- 展覧会名: 第23回木のぬくもり展
- 出展者: 桔梗ヶ原工芸岡部博文
- 会期: 2025年10月31日（金）～11月30日（日）
- 時間: 9:30～17:30（入館は17:00まで）
- 会場: パラミタミュージアム 1階小ギャラリー
- 入場料: 無料

木の温もりを体感しよう

パラミタミュージアムは、自然豊かな鈴鹿山脈を背景に、町内唯一の美術館として開館しました。ここでは、池田満寿夫の陶彫「般若心経シリーズ」を含む多彩な作品群を楽しむことができ、企画展も数多く開催されています。美術館に併設されたパラミタガーデンでは、地元の山野草を楽しみながら散策ができる静かな空間となっています。

ぜひ、湯の山温泉の行き帰りに立ち寄り、木の温かみと職人の技が生み出す静かな感動を体感してみてはいかがでしょうか。