隠岐の自然と海産物を楽しむ体験学習旅行のご案内

2025年7月26日から28日まで、隠岐の大自然を舞台にした体験学習旅行「隠岐めしと歴史探検隊」が開催されます。このイベントは、次世代へ美しく豊かな海を引き継ぐ目的で行われ、海とつながる人と人との交流を促進するプロジェクトの一環として企画されています。

隠岐諸島の魅力

隠岐諸島は、古くから豊かな海産物の宝庫と知られています。特に、アワビや干しイカなどは、かつて朝廷に納められるほどの品質を誇り、「御食国（みけつくに）」としての歴史を持っています。しかし、近年の地球温暖化や海洋ごみの影響、さらには漁業者の減少が、隠岐の特産品の漁獲量に影響を与えており、その文化が危機に瀕しています。

この体験学習旅行では、参加者が隠岐の海と食文化を学びながら、自然環境の大切さを理解し、保全につながる学びを深めます。プログラムの中には、マリンアクティビティや食に関する調理体験が含まれており、楽しみながら学ぶことができます。

プログラム内容

・日程: 2025年7月26日（土）～28日（月）
・場所: 島根県隠岐郡海士町・西ノ島町

7月26日（土）

- 14:00～14:20: 隠岐の海産物の歴史についての講義（場所：海の駅松島, 海士町豊田）
- 14:30～16:00: イカの一夜干し作りやアゴのつみれ作り（場所：海の駅松島）

7月27日（日）

- 9:40～11:50: シュノーケリングでの海観察およびボベ貝・カメノテの採取（場所：小森島）
- 15:00～17:30: 隠岐の郷土料理の調理体験（場所：いかあ屋, 西ノ島町浦郷）

7月28日（月）

- 9:00～10:00: 隠岐の海産物と焼火神社の関係（場所：焼火神社, 西ノ島町美田）
- 13:00～14:30: まとめ学習（場所：至誠館, 西ノ島町別府）

各プログラムは、参加者が隠岐の豊かな自然を感じ、実際に体験を通じて学ぶことができる内容になっています。また、学んだ内容はオリジナルの学習ノートにまとめ、参加者の思い出として残します。

主催団体の紹介

このイベントは、一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねが主催しています。この団体は、島根の海の現状を伝え、未来に向けた保全活動を行っています。

詳細は公式ウェブサイトで確認できます: 海と日本プロジェクトinしまね

海と日本プロジェクトについて

「海と日本プロジェクト」は、全国で進行している環境問題への意識を高めるため、多様な取り組みを行い、次世代に海を残すためのアクションを広げることを目指しています。このプロジェクトは、海の恩恵を受けるすべての人々にとって重要な活動です。

この機会に、隠岐の自然や文化に触れ、自分自身の中で海の大切さを再認識する特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。