秋田が生んだ新たな名物「応援鶏めし」とは
2023年12月27日、秋田駅のトピコで特別な弁当が販売される。その名も「応援鶏めし」。これは、地域共生プロジェクトの一環として、株式会社ブラウブリッツ秋田と駅弁の老舗、株式会社花善とのコラボレーションによって実現した商品だ。
コラボの背景と目的
このプロジェクトは、秋田のスポーツ文化を活性化させようとする花善の意志から始まったという。スタジアム建設資金の一部を売上から寄付する仕組みが特徴で、1個の弁当が200円を寄付することになる。一般企業がスタジアム建設資金に寄付する取り組みは今回が初めてで、地域の未来を見据えた新しい挑戦といえる。
代表取締役社長の岩瀬浩介氏は「スポーツを通じて地域を盛り上げることを目的としている」と語り、ファンを始めとする地域の人々と一緒に取り組むことの重要性を強調した。
[取材会の場所と時間]
この新たな弁当の発表にあたって、両社は12月25日、秋田駅ビル・トピコ3階のブラウブリッツ秋田・ファンラウンジ内で合同記者会見を行った。メディア関係者の注目が集まる中、会見には花善の八木橋秀一社長とブラウブリッツ秋田の岩瀬社長が出席し、その意義や商品の魅力を語った。
商品の詳細
「応援鶏めし」は、税込み1,680円で提供される。材料には、地域の特産品や食材がふんだんに使用されており、味わい深い一品となっている。会見後、多くの人々に楽しんでもらえるよう、販売場所では現地の秋田産の食材を取り入れた工夫が凝らされている。
秋田の歴史を感じる味
花善は70年以上この地で旅客のための弁当を提供し続けてきた。暖かい家庭的な味わいは、多くの人々に親しまれており、特に鶏めしは秋田の象徴的な料理として知られている。その酒と共に楽しむ方も多い。
「応援鶏めし」は、単なる食事を提供するだけでなく、地域とスポーツ、新しいスタジアムへ寄付できるという意義が加わっている点が魅力だ。地域のサポーターやファンとともに、秋田を盛り上げる力になれるこの弁当が、秋田駅を訪れる人々の心にも残ることだろう。
今後の展望と期待
今後、ブラウブリッツ秋田と花善はこの取り組みをさらに広げていく予定だ。ファンや地域の人々が一体となってスポーツ文化を支え合う。そんな未来を感じさせるこの「応援鶏めし」は、秋田の新たな名物としてすぐに定着することだろう。
今回のコラボレーションがきっかけとなり、他の地域でも同様の取り組みが広がれば、全国のスポーツと地域活性化に寄与していく可能性も秘めている。秋田の未来を支える「応援鶏めし」、ぜひ手に取ってみてほしい。
店舗情報
- - 店舗名:鶏めしの花善 秋田トピコ店
- - 出店期間:令和7年11月1日(土)~令和8年1月30日(金)
- - 場所:秋田市中通7丁目1-2(秋田駅ビル・トピコ3階内)
- - 営業時間:昼 11:00〜15:00/夜 16:00〜20:00(ラストオーダー19:45)
- - 席数:17テーブル/34席
この新しい取り組みが、いかにして地域を活性化させるか、我々も目撃したい。