サークレイスのAGAVE導入で海外給与業務が劇的に効率化

サークレイスのAGAVEがもたらす業務の革新

導入の経緯と背景

サークレイス株式会社が提供するクラウドサービス「AGAVE」は、海外人事労務を専門にしたソリューションです。このたび、日本軽金属株式会社がこの「AGAVE海外給与計算」を導入したことにより、同社の海外給与業務の効率が飛躍的に向上しました。

日本軽金属は、グローバルに事業を展開しており、8か国14拠点に約60名の海外駐在員を派遣しています。これまで、各拠点での給与改定業務はExcelで個別管理されており、膨大な工数がかかっていました。そのうえ、異なる給与体系や住宅手当への対応が求められ、業務が属人化していたため、担当者の変更にも支障が出ることが多々ありました。

また、給与明細のPDF出力に伴う手作業も多く、ヒューマンエラーの発生リスクが高い状況でした。これらの課題を解決するため、日本軽金属は「AGAVE海外給与計算」の導入を決定しました。

導入による具体的な効果

AGAVEの導入により、日本軽金属は以下のような効果を得ることができました。

1. 工数の削減

年次の給与改定作業では、従来は一人あたり1時間かかっていた作業が、AGAVEの導入により半分以下に短縮されました。給与計算業務全体の工数が50%削減され、業務負荷が大幅に軽減されています。

2. 業務の標準化と属人化の解消

AGAVEが提供する給与計算ロジックにより、担当者が変わっても業務が停滞することがなくなりました。柔軟な設定が可能であり、拠点の違いや制度にも対応したシステムが整備されたため、全社的な業務の標準化が実現されました。

3. ヒューマンエラーの低減

通知業務が自動化されたことにより、メールの誤送信やパスワードの設定ミスなど、人的ミスを防ぐことができました。これにより情報セキュリティが向上し、業務の信頼性も格段に増しました。

4. 柔軟な業務対応

グループ会社ごとの異なる承認フローや給与体系にもスムーズに対応できる体制が整い、新たに拠点を追加する際の運用も容易になっています。

日本軽金属の評価

日本軽金属の人事部からは、「AGAVEの導入によって、煩雑だった海外駐在員の給与計算業務が大幅に効率化された」と評価されています。特に、60名分の給与改定作業が短時間でできるようになったことは、大きな成果です。

また、自動化された通知業務によって、心理的な負担が軽減され、担当者が安心して業務に取り組むことができるようになりました。このように、AGAVEは業務の透明性を高め、より効率的な運用が可能なシステムへと変貌を遂げたのです。

AGAVEの特徴

AGAVEは、海外駐在員の給与計算、経費精算、レポート出力など、さまざまな業務を効率化するクラウド型プラットフォームです。特に、人的資本を戦略的に活用したい企業にとって、海外展開を上手に支援する強力なツールとなります。

東京商工リサーチによると、AGAVEは「導入企業国内シェアNo.1」として認定されています。約1万人以上の契約ユーザーを誇り、さらなる導入拡大が期待されています。