ドナルド・ジャッドのデザイン思想を体感できる展覧会
2026年2月7日から3月8日まで、伊勢丹新宿店において「Donald Judd: Design」が開催されます。この展覧会は、ジャッドファウンデーションとの共同企画で、20世紀の著名な芸術家でありデザイナーであるドナルド・ジャッドの思想を伝える貴重な機会です。
ドナルド・ジャッド(1928–1994)は、アメリカのミズーリ州エクセルシオ・スプリングス出身で、20世紀後半の美術において重要な影響を及ぼした作家です。彼の作品は、形と空間のバランス感覚に優れており、家具と美術作品の境界を超えた独自のスタイルを持っています。この展示では、厳選された家具と美術作品が同時に展示されており、ジャッドの作品に共通する思想を体感することができます。
一般的に、ジャッドは家具と美術を異なるものとして扱いながら、彼の全作品には論理性や透明性を重視し、人工的な作為を避ける共通のアプローチが見られます。今回の展覧会では、家具と美術が一つの場で展示される特別な機会を提供しており、観覧者はジャッドの全体的なデザイン思想を理解することができる貴重な体験となるでしょう。特に、1993年に開催された「Art + Design」以来の試みとなります。
展示内容としては、ジャッドがニューヨークやテキサス州マーファで設計した家具が紹介されます。その中には、ベッド、椅子、棚、テーブルといった日常的なアイテムが含まれ、それぞれが木材、合板、薄型金属などの素材から構成されています。これらの家具は、機能性と造形美を両立させる特徴を持っており、展示は素材ごとに分けられています。
さらに、ジャッドの版画作品も展示され、特に彼が重視した形の比率や色の組み合わせがどのように表現されているのかを見て取ることができます。40年以上にわたり版画制作に携わったジャッドの完全な版画セットが展示され、初期のシンプルな色使いから後期の多色刷りまで、彼の版画作品の変遷を楽しむことができます。
展覧会は、単に作品を鑑賞するだけではなく、生活とどのように結びつくかを考え直す機会を提供します。百貨店という公共の場で、多くの人々が行き交う中でドナルド・ジャッドの思想に触れ、現代のライフスタイルにおけるアートの存在意義を体感できます。
開催概要
- - タイトル:Donald Judd: Design
- - 一般会期:2026年2月7日(土)~3月8日(日)
- - 会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
最新の情報は公式ホームページを確認の上、来場をお待ちしております。ジャッドの思想がどのように現代の暮らしに活かされているのか、この機会にぜひ体感してください。