未来の公園展
2025-02-12 11:38:43

ヘラルボニーと宮沢賢治を融合したアート展が開催

アートと未来を描く「みんなでつくる未来の公園」展



2025年2月21日から3月20日まで、東京建物京橋ビルの「BAG-Brillia Art Gallery」にて、「みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治」展が開催される。この企画展は、障害を持つアーティストたちの作品にスポットを当て、共生社会の実現を目指す試みとして位置づけられている。

宮沢賢治の物語からインスパイアされた展示



本展は、岩手県出身の作家、宮沢賢治が描いた物語「虔十公園林」にインスパイアされたものである。物語の主人公虔十は、周囲から「少し足りない」とされながらも、土地に杉苗を植え続け、その結果として公園林が育った。この物語が表現する価値観や信念は、現代においても非常に重要なテーマであり、来場者に問いを投げかける要素が豊富である。

展示の内容と体験



会場は二つの展示スペース「+1」と「+2」に分かれ、各スペースでは異なる形で来場者とのインタラクションが計画されている。「+2」スペースでは、宮沢賢治の物語を通し、彼が描いた問いを来場者と共有する試みがなされる。一方で「+1」スペースでは、ヘラルボニーとの共創を通じて、未来の虔十公園を皆で作り上げる姿勢が表現される。

特に注目すべきは、来場者が実際に絵を描くことができるスペースが設けられている点だ。これにより、各自の気づきや展望を共有し、未来に希望を抱く機会となる。また、ヘラルボニーのアーティストたちが展示した作品は、多様性を象徴するとともに、彼らが持つ独自の視点や感性を伝えるものとなっている。これらのアートは、観る者に多くのメッセージを届け、同時に参加することも可能な新しい価値観の提供となる。

参加アーティストと彼らの背景



アート展には、岩手県出身の数名のアーティストが参加する。たとえば、田﨑飛鳥氏は、脳性麻痺を持ちながらも、多くの作品を生み出してきた若き才能である。彼は、震災により失った大切なものを再び取り戻すために、絵を描き続けている。

他にも、内山.K氏や輪島貫太氏、佐々木早苗氏など、多様な背景を持ったアーティストたちが集まり、それぞれの個性的な作品が展示される。彼らの創作は、ただのアートにとどまらず、それぞれの人生の物語ともなっている。

イベントの詳細



期間中は、ワークショップやトークイベントも開催される。特に注目なのが、全国で活躍する椿鬼奴さんとのトークイベントで、宮沢賢治の考える「ほんとうのさいわい」について深く掘り下げる機会が提供される予定である。加えて、障害を持つアーティストの視点からビジネス哲学を考えるワークショップも計画されており、参加者が新しい価値を見出す場が設けられている。

開催概要



  • - 会期: 2025年2月21日(金)〜3月20日(木)
  • - 場所: BAG-Brillia Art Gallery, 東京都中央区京橋3-6-18
  • - 入場料: 無料
  • - 主催: 東京建物株式会社
  • - 運営: 株式会社クオラス
  • - 公式サイト: BAG公式サイト

この展覧会は、アートを通じて未来の公園を共に考え、希望をつなぐ活動となることを目指している。そしてこの活動は、益々多様性のある社会を築くために重要な一歩と言えるだろう。


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会社情報

会社名
東京建物株式会社
住所
東京都中央区八重洲1-4-16東京建物八重洲ビル
電話番号

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