三井住友カードとTOKIUM、法人決済で業務提携
三井住友カード株式会社(以下、三井住友カード)と株式会社TOKIUMは、法人決済領域での包括的な業務提携契約を結びました。この提携により、両社は法人向けの新サービスとして「TOKIUMビジネスカード」を提供する予定です。このカードは、経費精算や請求書管理といった業務システムと決済機能をシームレスに統合し、効率的なバックオフィス業務の実現を目指しています。
背景と目的
近年、国内の企業は人手不足や業務の高度化により、経費精算や請求書処理などの支出管理業務の効率化に急務が迫られています。それにも関わらず、経費申請や法人カードによる決済、証憑管理、会計処理といったプロセスが個別に運用されている場合が多く、データの入力や照合、内部統制への対応に相当な負担がかかっています。このような現状を踏まえ、業務システムと決済機能を統合するニーズは高まっています。
また、非金融事業者が法人カード市場に続入する中で、金融サービスと業務サービスの融合を前提とした新たな競争環境が構築されています。これに伴い、三井住友カードとTOKIUMは、業務システムへの決済機能の組込み、AIやBPOを活用した業務の効率化、ガバナンスの強化を通じ、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援していきます。
提携の概要
提携の第一弾として、両社は2026年12月からの「TOKIUMビジネスカード」の申し込み受付開始を目指して開発を進めています。このカードは、株式会社インフキュリオンの次世代カード発行プラットフォーム「Xard」を活用し、TOKIUMの経費精算と請求書管理サービスと併せて運用されることで、経理業務の効率化と内部統制の強化を図ります。これにより、国内企業の生産性向上と持続的な成長を実現する次世代のバックオフィス基盤の構築を目指しています。
TOKIUMビジネスカードの主な特徴
1.
経理AIエージェント「TOKIUM」との連携
決済から処理までの完結を実現。カード明細は即時にシステムへ反映され、自動的に勘定科目が補完されます。また、ルールに違反する利用があればAIがアラートを出し、適宜差し戻しが行える機能も備わっています。
2.
カード利用状況の一元管理
発行した全カードの利用状況がリアルタイムで確認でき、利用条件も自由に設定可能です。これにより、経理の負担を軽減しつつ、不正利用を防げます。
3.
オンラインで即時発行可能
バーチャルカードの発行が管理画面からワンクリックで可能。用途や部署ごとにタグをつけて管理できます。
4.
安心の発行体制
三井住友カードが与信審査や請求業務を行い、企業規模を問わず活用できる安定した基盤を提供。これにより、今まで銀行振込で行っていた高額決済も、本カードでスムーズに処理できます。
今後の展開
今後、両社は経理特化型BPOサービスの強化やAIエージェントによる業務自動化などの分野での連携を深めていく予定です。法人カードを起点にした業務の効率化を進め、企業のバックオフィス業務を総合的に支援していく方針です。この提携によって、業務の生産性向上と持続的な成長が期待されています。