脱炭素経営の新たな支援体制
アスエネ株式会社と株式会社クラウディオが業務提携を行い、企業向けの脱炭素経営支援が新しい段階に突入しました。この提携は、2020年に日本政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」を背景にしたもので、企業は環境に配慮した経営を求められるようになっています。コロナウイルスの影響や自然災害の頻発と相まって、企業活動におけるCO2排出量の見える化と削減がますます重要視されています。
アスエネが提供する「ASUENE」は、企業のCO2排出量を簡単に見える化し、削減施策を提案・実行するためのクラウドサービスです。このプラットフォームは、さまざまなデータを一元管理し、CO2排出量に関する情報の正確な収集と報告を可能にします。また、AI-OCR技術により、煩雑な請求書スキャンを簡略化し、業務効率の向上も図っています。
クラウディオの役割
一方、クラウディオはデジタル変革やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業であり、企業の持続可能性の向上を目指すサービスを提供しています。脱炭素経営に関する専門知識を持つクラウディオと、CO2排出量の見える化を得意とするアスエネの連携は、企業にとって大きな助けとなるでしょう。
業務提携の意義
この業務提携は、企業の脱炭素への取り組みを一層加速させることを目的としており、両社の強みを生かした包括的なソリューションを提供することが期待されています。具体的には、企業のCO2データの収集から、その報告まで一貫して支援する体制を整えることで、カーボンニュートラルの実現に向けた道筋を示していくのです。
「ASUENE」の特長
「ASUENE」は、温室効果ガスとCO2排出量の算出・可視化、削減につながる施策の提案、さらには国際的な報告基準に基づいた情報開示の支援を行います。その特長として、以下のポイントがあります:
- - 請求書のAI-OCRスキャンによる業務工数の削減
- - GHGプロトコルに基づいた各種イニシアチブの報告支援
- - 各製品ごとのCO2排出量算定が可能なCFP機能
- - 脱炭素化ワンストップソリューションの提供
ESG評価と人材育成にも対応
アスエネが展開する「ASUENE ESG」は、企業のサプライチェーンにおけるESG(環境・社会・ガバナンス)経営を可視化するプラットフォームであり、信頼性の高いESG評価を提供します。また、GX・ESG人材に特化した転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」により、人材育成のサポートも行います。
まとめ
アスエネとクラウディオの業務提携は、企業の脱炭素経営に向かう力強い一歩です。この連携が、今後どのように展開し、多くの企業を支援していくのか注目が集まっています。今後、環境にやさしいビジネスモデルへの転換が加速する中で、両社による取り組みが一層重要な役割を果たすでしょう。ホワイトカラーの職場で働く多くの企業が、この新しい支援体制を活用し、持続可能な社会の実現に寄与していくことを期待しています。