商船三井グループ、世界初のクレーン搭載ばら積み船にウインドチャレンジャー搭載!
株式会社商船三井は、グループの商船三井ドライバルク株式会社が運航する、ウインドチャレンジャーを搭載した64型ウルトラマックスばら積み船「Green Winds」を竣工させました。
「Green Winds」は、商船三井グループが建造した9隻のウインドチャレンジャー搭載船の2隻目となります。特徴的な点は、クレーン搭載船へのウインドチャレンジャー導入が世界初であることです。
ウインドチャレンジャーは、商船三井と大島造船所が共同開発した、伸縮可能な帆によって風力エネルギーを推進力に変換する装置です。この装置を搭載することで、「Green Winds」は航路等の条件次第で約7~16%の燃料節減とGHG削減効果が見込まれます。
商船三井は、2050年までにネットゼロ・エミッション達成を目標とする「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」を策定しており、その達成に向けた主要戦略として「さらなる省エネ技術の導入」を掲げています。2030年までにウインドチャレンジャー搭載船を25隻、2035年までに80隻投入する計画を進めています。
商船三井グループは、ウインドチャレンジャーなどの風力推進技術を活用した環境対応船隊を積極的に展開することで、GHG排出削減と社会全体の低・脱炭素化に貢献していきます。
ウインドチャレンジャーとは?
ウインドチャレンジャーは、商船三井と大島造船所が共同開発した、伸縮可能な帆によって風力エネルギーを船の推進力に変換する装置です。風力エネルギーを活用することで、燃料消費量を削減し、CO2排出量を抑制することが可能となります。
ウインドチャレンジャーは、船のサイズや航路に合わせて最適な帆の大きさを調整することができます。また、自動操縦システムを搭載しており、安全かつ効率的に風力エネルギーを活用することができます。
商船三井グループの環境への取り組み
商船三井グループは、環境問題に対する取り組みを強化しており、2050年までにネットゼロ・エミッション達成を目指しています。ウインドチャレンジャー搭載船の導入に加え、次世代燃料の研究開発や省エネ技術の導入など、多岐にわたる取り組みを進めています。
商船三井グループは、今後も環境への配慮を続けながら、持続可能な社会の実現に貢献していきます。