林業に革新をもたらす「mapry林業」のGNSS測量機能
株式会社マプリィが提供するiOSアプリ「mapry林業」では、新たにGNSS測量機能が追加され、林業がより効率的に進められる時代が到来しました。この機能は、造林補助事業の申請・検査業務をデジタル化し、大幅な業務負荷の軽減を実現します。デジタル技術による林業の未来とは、どのようなものでしょうか。
背景とデジタル化の重要性
林野庁が進めるスマート林業の取り組みや、各都道府県の造林補助事業の検査要領改訂が進行中です。これにより林業現場では測量技術のデジタル化が加速しています。従来のコンパス測量から、GNSS座標ベースの測量に移行することで、申請や検査にかかる時間を大幅に短縮。また、事業体と行政のデータ管理の透明性も高まります。
mapry林業によるGNSS測量のメリット
「mapry林業」アプリとGNSSレシーバー「R2」の組み合わせにより、測量作業は「誰でも・どこでも・スピーディーに」行えるようになりました。具体的なメリットは以下の通りです。
1.
圏外でも測量が可能
山奥など携帯電波が届かない環境でも、GNSS測定を通じて直接衛星からの信号を受信することで測量が行えます。
2.
短時間でのデータ取得
あらかじめ設定した条件に従い、各測定地点で最短数十秒の待機のみで、効率的な座標取得を実現。これにより、業務の省力化が可能です。
3.
申請業務のスムーズ化
測量で取得したデータはPCソフト「mapryGIS」で簡単に利用でき、「観測手簿」や「図面」、ポリゴンデータの出力がスムーズに行えます。これにより、行政への申請業務が迅速化します。
GNSS測量の精度について
GNSSレシーバー「R2」は高い受信能力を誇り、GPSなど多様な衛星信号にアクセスすることによって、屋外環境でも安定した高精度な測位が実現しています。具体的には以下のような性能が確認されています。
- 単独測位精度:水平1.2m(CEP) / 垂直2.0m(中央値)
- RTK測位精度:水平0.006m + 1ppm(CEP) / 垂直0.01m + 1ppm(中央値)
これにより、山間部での測量業務でも高い精度を保つことが可能です。実際の現場でも、林野庁の基準をクリアする結果が報告されています。
今後の展望
「mapry林業」は今後、背負式・ハンディLiDAR「LA03-1」との連携にも取り組む予定です。これにより、申請に必要な複数様式のデータを同時に取得できるようになり、DTMを通じて所有者との合意形成もスムーズに進められるようになります。さらに、松枯れやナラ枯れといった被害調査にも活用が期待されます。
まとめ
今後の林業は、NTTのデジタル技術を活用した「mapry林業」によって、より効率的で透明性の高い業務手続きが可能になるでしょう。これにより、林業の現場が変わり、次世代の森林管理が進むことに期待が寄せられています。
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マプリィについて
マプリィは、林業や防災、農業、建設業に携わるすべての方々に向けたサービスを提供しています。これまでハードルが高かった三次元データの取得や解析を容易に行うソリューションを提供し、より良い未来の実現に貢献しています。