キヤノンITS、新マイグレーションサービス「PREMIDIX」を発表
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、企業のアプリケーション資産を最大限に活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のお手伝いをするため、新しいマイグレーションサービス「PREMIDIX」を2025年6月30日から提供開始することを発表しました。このサービスは、アセスメントから保守・運用までを一貫してサポートするもので、企業が抱えるレガシーシステムに関連するさまざまな課題を解決することを目的としています。
背景と市場のニーズ
昔ながらのレガシーシステムは、維持コストが高騰し、システム自体も老朽化が進む中で、企業が抱える頭痛の種となっています。こうしたシステムをオープン環境で活用するためには、マイグレーションが非常に重要です。最近ではクラウドへの移行が加速しており、IT技術者の不足も広がっているため、専門知識に基づくアセスメントや、クラウドを前提とした計画の立案、さらには移行後の保守運用負担の軽減が不可欠です。これに応える形で、キヤノンITSは新たなサービスを開発しました。
PREMIDIXの特長とサービス内容
「PREMIDIX」の導入にあたっては、キヤノンITSが過去30年間に行ってきた120件以上のマイグレーションプロジェクトから得た経験を活かしています。同社は独自のツールを駆使して、機械変換とプロジェクトの安定推進を実現し、安心・安全・確実なマイグレーションを提供しています。具体的には、以下の4つのサービスが含まれます。
1.
レガシーシステムアセスメントサービス
専門知識に基づいて、資産を調査・分析し、最適なマイグレーション計画を立案します。
2.
マイグレーションサービス
数多くの案件で積み重ねた技術と知識を活かし,顧客のニーズに最適な資産移行を行います。
3.
本番移行支援サービス
変換ツールの進化により高い機械変換率を目指し,プロのサポートで安心の移行を実現します。
4.
保守・運用サービス
移行後のシステムを常に最適に保ち,必要に応じて業務アプリケーションの保守・運用を請け負います。
このような多岐にわたるサービスを通じて、キヤノンITSは顧客の大切な資産を一括してサポートし、その有効活用を促進します。
ブランド名「PREMIDIX」の由来
「PREMIDIX」という名前は、「PREcious assets MIgration for DIgital Transformation」の略です。この名称には、顧客の貴重な資産を大切にしながら、新しい環境においても活かせるよう努めるという決意が込められています。レガシーシステムに蓄積された経験やデータは、企業にとってとても価値のあるものであり、それを継承することは非常に重要です。
今後の展望
キヤノンITSはこれまでの経験を基にさらに時代に即した進化を目指しています。今後はAIを活用したツールの開発に取り組み、プロジェクトの生産性と品質を高め、業務効率を向上させるとともに、プロジェクト期間の短縮も目指します。2028年度までに事業規模を現在の4倍に拡大することを目標にしています。また、顧客のニーズに眼を向け、共に創り上げるマイグレーションを実現することで、持続的な成長を遂げていくことでしょう。
まとめ
キヤノンITSの新しいマイグレーションサービス「PREMIDIX」は、アセスメントから保守・運用までの一貫したサポートを通じて、顧客の大切なアセットを次世代に継承するための強力なパートナーとして期待されています。今後の展開に注目です。