大津市が「CACHATTO」を導入し業務効率を向上
滋賀県大津市では、e-Janネットワークス株式会社が提供するテレワークプラットフォーム「CACHATTO」が導入され、外出が多い職員における業務効率が大幅に改善されています。市では「大津市DX戦略」を基にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、その一環として「CACHATTO」のセキュアブラウザが活用されています。
大津市のDX戦略
大津市は、令和6年度から10年度を計画期間に設定し、「全員で進めるDX」「利用者視点のDX」「情報セキュリティの確保」を基本にした戦略を展開しています。このDX戦略では、8つのテーマに基づく全26項目の取り組みがあり、毎年度、指標の評価に基づいてプロジェクトの見直しが行われています。
特に、テクノロジーの活用とインフラ整備、情報セキュリティの維持・強化というテーマにおいて、「CACHATTO」の導入が期待される効果が示されています。
導入前の課題
CACHATTOが導入される前の状況では、職員はテレワーク用PCを利用していましたが、外出先でスマートフォンを使用してメールやスケジュールを確認できるようにすることが求められていました。すでに導入済みのチャットシステムはあったものの、業務の効率化を更に図るためには庁内サーバーへのアクセスが必須とされていました。
CACHATTOの選定理由
導入にあたって大津市がCACHATTOを選んだ理由として、BYOD(Bring Your Own Device)を推進すると同時に、高いセキュリティを維持できる点が挙げられます。また、大津市が採用しているネットワークモデル「α'モデル」への適合も重要視されています。
導入の効果
CACHATTOの導入によって、外出の頻度が高い職員、特に市長や副市長に随行する秘書の業務効率が向上しました。ネットワーク障害が発生した際にも、情報システム担当者がすぐに利用できるアクセス手段が確保されたことも大きなメリットです。
今後の展望
e-Janネットワークスは、引き続き自治体でのDX推進や職員の働き方改革に貢献するため、製品の強化と改善に努める意向を示しています。
大津市の特徴
大津市は、琵琶湖を有する自然豊かな中核市で、歴史遺産も豊富です。観光名所には比叡山延暦寺や三井寺、石山寺などがあり、産業は不動産やサービス業が中心です。大阪や京都へのアクセスの良さから、人口も増加傾向にあります。
公式サイトやCACHATTOの詳細については、以下のリンクを参照してください。
このように、CACHATTOの導入は大津市のDX推進に寄与すると同時に、職員の業務効率化に大きく貢献しています。