アイシティが与論町と協定を締結
コンタクトレンズ専門店「アイシティ」を展開するHOYA株式会社アイケアカンパニーは、2025年12月16日に鹿児島県大島郡与論町との協定を締結しました。この協定は、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを回収する取り組みを通じて、環境保全と持続可能な町づくりを目指すものです。
協定の目的と意義
この協定は、与論町が掲げる「今を豊かに:安心して暮らせる持続可能な町づくり」という理念と「アイシティ ecoプロジェクト」の目的が合致した結果実現しました。具体的には、アイシティが全国で進める回収活動を与論町がサポートし、地域住民への意識啓発を行うという内容です。これにより、プラスチックごみの削減や資源の再生が促進され、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できることを目指しています。
協定の具体内容
- - 協定名称: 『使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定』
- - 締結日: 2025年12月16日
- - 回収拠点: 与論町役場1階、ゆんぬ体験館
- - 役割分担: 与論町は事業の周知と適正排出の広報を行い、回収した空ケースの収集と運搬を担当します。アイケアカンパニーは回収資源の管理や回収ボックスの提供を行います。
アイシティ ecoプロジェクトについて
「アイシティ ecoプロジェクト」は、リサイクル可能な使い捨てコンタクトレンズの空ケースの回収を目的とした全国的な活動です。賛同する自治体や企業、学校を含む約8,500箇所に専用ボックスを設けて回収を行っています。このプロジェクトの三つの社会貢献の目標は、環境保全、障がい者の自立・就労支援、日本アイバンク協会への寄付です。アイシティはこの活動を2010年から開始し、今年で15年目を迎えました。
計り知れない影響
活動開始以来、全国の多くの団体や個人から協力を受け、回収活動を行っています。アイシティで販売されたコンタクトレンズの空ケースを適切にリサイクルし、その収益を公益財団法人日本アイバンク協会に寄付しています。これにより、視力回復に向けた尽力を支援しています。
しかし、年間約4,000トンものゴミが依然として処分されているため、さらなるご協力が必要です。今後も、より広範囲にわたる協力体制を築き、社会貢献の輪を広げていくことを目指します。
参加団体数と寄付金の現状
現在、このプロジェクトには3,329校の学校、1,309社で4,366拠点の企業、467の自治体が参加しています。また、回収した空ケースの量は累計で824.58トンに達し、これにより2275.83トンのCO2削減にも貢献しています。これまでの寄付金額は17,712,368円に上り、それらは視力回復を希望する方々のために利用されています。
結論
アイシティと与論町との協定締結は、地域社会と連携して持続可能な社会を築く一歩を示しています。この取り組みをさらに発展させ、全ての人にとってより良い環境を提供できるよう努めていくことが重要です。