新たな工作機械
2025-03-28 10:32:14

新時代の工作機械「SPEEDIO」、多機能パレットチェンジャーで生産性を大幅向上

ブラザー工業が放つ新たな工作機械



2025年4月1日、名古屋市に本社を置くブラザー工業株式会社が、工業界に革命をもたらす新型工作機械「SPEEDIO S700Xd2-100T」と「U500Xd2-100T」、さらに専用オプション「パレットチェンジャー PC-1」を発売します。この最新の製品ラインナップは、特に多品種小ロット生産に対応するために開発されました。

多様なニーズに応える100本マガジン



新たに搭載される「100本マガジン」により、SPEEDIOシリーズは最大100本の工具を装備することが可能となります。この機能は、自動車産業を始めとする様々な分野で、部品加工のニーズが多様化する中で特に有効です。従来のモデルでは最大28本の工具までしか収納できませんでしたが、最新モデルでは左右に36本ずつ収容できるストッカを追加。これによって効率的な作業環境が整い、多品種生産でもスムーズな段取り替えが実現します。

スペースを有効活用した設計



新しいSPEEDIOは、省スペース設計が特徴です。機械内部に工具ストッカを配置することで、設置面積を大幅に削減しました。加えて、ブラザー独自の工具受け渡しメカニズムによって、高速かつ安定した工具の入れ替えが実現され、生産性の向上に貢献しています。

提高生産性を実現する新機構



使用工具が28本以下の場合、正面のマガジンから迅速に工具を交換できます。また、左右のストッカから工具を取り出す際でも、最短5秒で受け渡しが行えるため、無駄のない生産性を確保します。さらに、新たに導入される工具管理アプリによって、工具の使用状況を直感的に把握できるため、段取り替えも容易になります。

パレットチェンジャー PC-1の登場



S700Xd2-100TおよびU500Xd2-100T専用の「パレットチェンジャー PC-1」は、最大40枚のパレットを収納可能で、パレットの段取り替えが不要になるため、夜間の長時間運転が可能となります。これにより、設備の稼働率が向上し、人手不足の解消やコストの削減が図られます。加えて、パレットクランプを採用した搬送方式は、事前に複数の治具を各パレットに搭載できるため、加工物や治具形状が異なってもスムーズに運用が可能です。

直感的な操作性で段取り時間を削減



パレット管理画面ではアイコンによる表示がなされており、簡単な操作でパレット品種の登録や運転スケジュールの変更を行うことができます。この使い勝手の良さは、生産計画に柔軟に対応できるポイントです。共同運用することで、SPEEDIOとPC-1の相乗効果が生まれ、設置面積の最大50%の削減も可能になります。

結論



ブラザー工業の新型工作機械「SPEEDIO S700Xd2-100T」と「U500Xd2-100T」、そして専用オプションとして発表された「パレットチェンジャー PC-1」は、多品種小ロット生産の必要性をしっかりと捉えた製品です。機械の自動化が進む中で、これらの新たな機能は業界に革新をもたらすでしょう。新製品発表会は4月17日、18日にブラザー刈谷工場内において開催される予定です。これからの工業界の動向にも注目です。


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会社情報

会社名
ブラザー工業株式会社
住所
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15-1
電話番号
052-824-2072

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