心臓リハビリを革新
2021-08-27 15:00:03

グレースイメージングが汗乳酸センサで心臓リハビリテーションを革新!

株式会社グレースイメージングが挑む 新たな心臓リハビリテーションの形



汗中乳酸測定技術の可能性
株式会社グレースイメージング(以下「グレースイメージング」)は、画期的なウェアラブルデバイス「汗乳酸センサ」を開発しました。このデバイスは、血液中ではなく汗中の乳酸濃度を測定し、可視化することができるため、心臓リハビリテーションをより効果的にサポートします。心不全患者において再入院率を低下させる手段として、心臓リハビリの普及が求められていますが、現状では既存の心肺運動負荷検査(CPX検査)がコストやスペースの制約から広く使われていないのが実情です。

グレースイメージングの開発した汗乳酸センサを活用することで、運動中の最適な負荷量を簡単にモニタリングでき、そのデータを基にした心臓リハビリテーションが促進されると考えられています。これまでのCPX検査の限界を乗り越え、より多くの患者にリハビリの恩恵を届けられることが期待されています。

資金調達の背景
この新たな技術の普及を加速するため、グレースイメージングは第三者割当増資を実施しました。この資金は、汗乳酸センサ及び周辺機器の医療機器承認取得に向けた開発を加速させ、さらにはスポーツ分野や健康管理への展開を目指すために役立てられる予定です。

さらに、同社は慶応義塾大学循環器内科学教室および医学部スポーツ医学総合センターと共同で研究を進めており、心臓リハビリテーションにおけるデバイスの有効性についての研究成果も発表しています。これにより、信頼性のあるデータと実績を蓄積しつつ、東京都の「先端医療機器アクセラレーションプロジェクト」からも支援を受けています。

多方面への応用
グレースイメージングは、心臓リハビリテーションだけにとどまらず、スポーツ業界や健康管理分野においてもデバイスの利用を想定しています。「疲れの見える化」をキーワードに、多様な応用可能性を研究しているのです。

例えば、スポーツアパレルメーカーやトップアスリートと連携し、現場での実証実験を進めることで、様々なサービスへの展開を図っています。これにより、アスリートたちが自信を持ってパフォーマンスを発揮できる環境作りがさらに進むと期待されます。

投資家からの期待と支援
最近の資金調達にあたる第三者からも、グレースイメージングへの注目が集まっています。慶應イノベーション・イニシアティブの有楽本郷執行役員や、D3 LLCの永田智也氏、QBキャピタルの川太規之氏、そして三菱UFJキャピタルの井澤洋介氏がそれぞれの立場でコメントを寄せ、会社の成長と技術の未来に対する期待が明らかになっています。特に、心不全患者の治療に関する貢献や、海外市場における展開の可能性に対する期待が高まっています。

まとめ
グレースイメージングが切り拓く新たな心臓リハビリテーションの形は、多くの患者に光をもたらします。この企業の発展は、日本の医療技術の向上だけでなく、世界的な視野を持った課題解決へとつながる可能性を秘めています。今後の進展から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社グレースイメージング
住所
東京都新宿区信濃町35番地慶應義塾大学医学部整形外科 臨床研究棟2F
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。