職場のコミュニケーションをサポートするアプリ「ahame」とは
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM)が開発したアプリ「ahame(アハミー)」は、職場における人間関係の改善やコミュニケーション対策を目的としています。このアプリ、特に注目すべき点は、EQ(Emotional Intelligence Quotient:心の知能指数)を向上させる新機能が追加されたことです。この新機能によって、従業員は自分自身の感情を理解し、コミュニケーションを円滑にする力を育むことができます。
EQの重要性とその背景
まず、EQとは何かから説明しましょう。EQは自身や他者の感情を理解し、適切に対応する能力を指します。特に、ビジネス環境においては、EQの強化が非常に重要視されています。この能力が高まることで、ストレスの軽減や人間関係の改善が見込まれ、結果として業務の効率化にもつながります。
近年、働く環境は多様化しており、特にハイブリッドワークの普及や、VUCA時代の不確実性が進んでいます。こうした中で、職場でのコミュニケーションは大きな課題となっています。JMAMが実施した調査では、約75%のビジネスパーソンがコミュニケーションの重要性を感じている一方で、50%以上が人間関係に悩みを抱えていることが明らかになりました。これらのデータは、職場での良好なコミュニケーションの強化がいかに重要かを物語っています。
新機能の詳細
「ahame」は今回、新たに2つの機能を追加しました。
1. 職場感情記録機能
この機能を用いることで、ユーザーは日常の感情を簡単に記録し、時間経過と共に自己の感情の変化を客観的に振り返ることが可能になります。ユーザーは「うれしい」「イライラ」といった感情を1日1回記録し、1週間から1年の間に自分の感情のパターンを把握することができます。これにより、自分自身の感情を知ることができ、より良い人間関係を構築するためのヒントを得ることができるでしょう。また、記録した感情に基づき、「ahame」のキャラクター「こねっち」からのユニークなフィードバックも楽しめるようになります(2025年秋頃予定)。
2. EQパートナー(こねっちAI)機能
この対話型AIは、「ahame」のキャラクターである「こねっち」を基にしたもので、ユーザーの気持ちに寄り添ったコミュニケーションを図ります。何気ない会話を通じて、感情の言語化や内省を促し、自分自身を見つめ直すきっかけを提供します。自己認識の向上により、職場における円滑なコミュニケーションが実現されるのです。
学びのサイクルを実現する「ahame」
「ahame」の特徴は、学んだ知識を実践し、フィードバックを受けながら成長へとつなげる「自律を促す成長サイクル」が設計されています。このプロセスは「記録する→学ぶ→試す→振り返る→成長を実感する」という形で繰り返されます。新機能の導入により、この成長サイクルがさらに強化され、ユーザーにとって「働く」を少しでも楽しくする手助けをしています。
まとめ
職場の人間関係やコミュニケーションの悩みは、非常に多面的な問題です。「ahame」はその問題解決に向けて、自己認識を高め、EQを強化するための実効性のある手段として期待されています。興味のある方は、ぜひアプリをダウンロードして、自らのコミュニケーション力を磨いてみてはいかがでしょうか。
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会社情報
JMAM公式サイト: JMAM
Twitter:
@ahame_jmam