名古屋で開催される「スマート物流EXPO」が注目の技術を集結
2025年10月29日から31日の3日間、名古屋のポートメッセなごやにて「名古屋 スマート物流EXPO」が開催されます。これは物流および製造業の現場で直面するさまざまな課題を解決するための最新技術を一堂に集めるイベントです。特に「運ぶ・支える・守る」をテーマにしたテクノロジーが多数登場するとともに、業界の最新動向を感じることができる貴重な機会となっています。
EVトラックが切り拓く物流の未来
本展では、EV(電気自動車)トラックの実車展示が行われます。EVトラックの導入が注目される背景には、脱炭素社会の実現や人手不足、騒音問題といった物流業界特有の課題があります。新興EVメーカー4社(ASF社、EVモーターズ・ジャパン社、ZO Motors社、フォロフライ社)が参加し、ユニークで最先端のEVトラックを紹介します。来場者は「見て・触れて・聞く」ことができ、実際のトラックの静音性や低振動を体感できる機会も提供されます。
注目のポイント
1.
静音性と低振動: 住宅地での夜間配送にも適しており、ドライバーの疲労軽減も可能です。
2.
CO₂排出ゼロ: 環境への配慮が必要とされる現代において、地域の環境改善に貢献する製品です。
3.
メンテナンスコストの削減: 部品点数が少ないことで、長期的には運用コストの大幅な削減が期待されます。
4.
新興メーカーの多様性: 軽量から大型車両まで、さまざまな用途に応じたラインナップが登場し、物流選択肢が広がります。
展示予定のトラックには、E1(EVモーターズ・ジャパン)やASF2.0(ASF)、F11VS(フォロフライ)、ZM6(ZO Motors)があり、どれも革新的な技術を搭載しています。
現場の作業を支えるスマート技術
物流および製造業の現場では、人手不足や業務の属人化などの問題が深刻化しています。このような課題を解決するため、効率化と安全性を両立させるスマートな技術が集結します。
例として挙げられる革新的技術
- - 次世代タイプの電動台車(ロジテムエージェンシー社製): 荷物の運搬がスマートに行える電動台車は、狭い空間でも簡単に操作できるため、作業効率が飛躍的に向上します。
- - 在庫管理自動化システム(エスマット社): AIを利用したこのシステムは、常に最適な在庫量を提案し、人間の手による在庫管理を軽減します。
- - ウェアラブルバーコードリーダー(IDEC AUTO-ID SOLUTIONS社): 両手を自由に使えるデザインで作業効率を飛躍的に向上させます。
安全を守るためのスマート技術
近年、作業現場での安全対策がますます重要になっています。「見逃さない・気づく・予防する」という観点から、人々の動きや心の健康状態をリアルタイムで把握する技術が数多く展示されます。
安全技術例
- - アイトラッキング技術(トビー・テクノロジー社): 人がどこを見ているのかを可視化し、熟練作業者のスキルを引き出す助けになります。
- - 疲労測定ツール(メディカル・データ・ビジョン社): スマートフォンを使って自律神経の状態を測定し、生活アドバイスをAIが提供します。
- - 骨格追跡AI(ムクイル社): 作業者の骨格動作をリアルタイムで解析し、作業精度の改善に役立ちます。
展示会の詳細情報
- - 展示会名: 名古屋 スマート物流EXPO
- - 会期: 2025年10月29日(水)から31日(金)までの10:00 - 17:00
- - 会場: ポートメッセ名古屋
- - 主催: RX Japan株式会社
- - 同時開催展: 第8回名古屋ネプコンジャパン、第8回名古屋オートモーティブワールド、名古屋ファクトリーイノベーションWeek 2025
- - 見込み: 参加社数600社、来場者数33,000名を予想
取材や一般来場の申し込みは公式ページから行えます。最新技術を直接見て体験する機会をお見逃しなく!