ログミーと野村アセットマネジメントが共同研究開始、新たな投資指標の開発を目指す

ログミーと野村アセットマネジメントの共同研究

ログミー株式会社は、このたび野村アセットマネジメント株式会社と提携し、企業が行う決算説明会の全文書き起こしデータに基づいて、新たな投資指標の開発へ向けた共同研究を開始することを発表しました。このプロジェクトでは、決算説明会での経営陣の発言内容を自然言語処理（NLP）技術を駆使して深く分析し、企業の中期経営計画に関する具体的な言及度や情報開示の充実度を定量的に評価することを目指します。

この取り組みは、企業が投資家に対してどのように情報を開示しているかを把握する手助けとなります。ログミーの「ログミーFinance」プラットフォームを利用して蓄積された高品質な決算説明会のデータを活用し、売上や利益に関する説明だけでなく、中期経営計画の方向性や資本政策、さらにはESGや人的資本などの非財務面に関する取組みも詳細に記録されています。これにより、多面的な発言をNLP技術で横断的に解析し、新たな投資インサイトの創出を試みるのです。

工夫された分析により、経営陣の発言のニュアンスやトーンの変化なども抽出され、これらが株価動向や業績評価、アナリストのレーティングなどとどのように連関しているのかを明らかにします。これによって投資判断や運用戦略の向上が期待されており、投資家にとっても非常に有益な情報源となるでしょう。

ログミーFinanceの特徴

「ログミーFinance」は、「すべての人にIRを開放する」という明確なミッションを掲げており、企業と投資家を繋げるIRテックの先駆者として、業務を展開しています。公式サイトでは、決算説明会やIRイベントの内容を全文書き起こして公開しており、IR活動の質と量を向上させるためのサポートを行っています。その結果、IR活動の新たなアプローチを求める企業が急増しており、現在の掲載実績は1,700社以上に達しています。

このようなログミーのIRメディアは、企業の戦略的な情報発信に対して新しい方向性を示すものであり、情報の透明性と信頼性を高める重要な役割を果たしています。今後、持続的な成長を続ける企業にとっても、IR活動はますます重要になることでしょう。

この共同研究の成果は、短期的な市場動向を把握するだけでなく、長期的な投資判断においても重要な要素となることが期待されており、投資家へ新たな価値を提供することに貢献すると考えられます。

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