馬橇の花嫁
2023-08-21 15:00:02

逢坂芳郎監督が贈る新短編映画『馬橇の花嫁』制作決定!北海道の歴史を映し出す

逢坂芳郎監督の新作短編映画『馬橇の花嫁』制作決定!



2021年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて、優秀作品賞と観客賞の二冠を達成した逢坂芳郎監督が、地元北海道・十勝を舞台にした新作短編映画『馬橇の花嫁』の制作を発表しました。これにあたり、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を通じて、制作費の一部を募ることが決定しています。募集期間は8月21日から10月31日までで、目標金額は5,000,000円となっています。

『馬橇の花嫁』とは?



タイトルの「馬橇の花嫁」は、昭和30年代中頃まで北海道や東北地方の農村に残っていた風習に由来しています。この伝統的な行事では、花嫁が婚礼道具と共に馬に引かれた橇(そり)に乗り、花婿の元へ運ばれるというもので、当時の結婚式の重要な側面を象徴しています。特に十勝地区は農業王国として知られ、馬と共に開拓された歴史が色濃く残っています。

映画は、先代たちが築いてきた十勝の歴史を映し出し、観る者の心の中にその記憶を留めることを目指しています。「過去と未来がつながる」一つのきっかけを提供する作品になるでしょう。

クラウドファンディングの意義



このプロジェクトを通じて、北海道・十勝に残る伝統や風景を映画として継承し、観客に地域の歴史への理解を深めることが狙いです。長い年月を経て失われつつある文化を、次世代に引き継ぐ公共財としての役割も模索しています。

作品の概要



物語は昭和30年、十勝の農村が舞台です。家族や村人たちは、馬とともに日々の農作業に汗を流しています。その中で、労働を惜しまない長女の一子は、青年部の納会で出会った役割を担う若者・豊に心惹かれていきます。村祭りでは、一子が美しい歌声で皆を魅了し、二人は丘で密かに寄り添う時を過ごします。厳しい冬が過ぎ去り、花嫁衣装を身にまとった一子が家族に見送られながら馬橇に乗り、豊の元へと走り出すシーンは、感動のクライマックスを迎えます。

主要キャスト



この短編映画には、初監督作品『ばちらぬん』でPFFアワード2021グランプリを受賞した女優・映像監督の東盛あいかさんや、イケメンモデル兼俳優の田中陸さんが出演します。彼らの演技がどのように物語に彩りを添えるか、観客の期待が高まります。

逢坂芳郎監督のプロフィール



逢坂芳郎は1980年に北海道・幕別町で生まれ、その後帯広柏葉高校を卒業後、アメリカのニューヨーク市立大学ブルックリン校で映画製作を学びました。帰国後は東京を拠点に、コマーシャルやドキュメンタリー作品など幅広く活動しています。近年はアジアを舞台にしたプロジェクトにも積極的に参加し、独自の視点で地域の魅力を映し出す作品を届けています。北海道の風景や文化を生かした作品作りは、彼の真骨頂と言えるでしょう。

今後のスケジュール



このプロジェクトは、2023年8月21日にクラウドファンディングを開始し、秋に撮影が行われる予定です。10月31日にはクラウドファンディングが終了し、冬にはさらなる撮影が行われる見込みです。そして、2024年の夏に作品が完成し、秋にはDVDの販売も予定されています。制作に携わった方々へのリターンも充実しているため、多くのファンがプロジェクトに参加することが期待されています。

逢坂監督が描く『馬橇の花嫁』は、地域の歴史や文化への理解を促すと共に、観客に感動を与える映画として注目を集めています。音楽や美術への投資も含む制作資金の使用計画が詳細に示されており、クラウドファンディングサイトでの支援が待たれます。

会社情報

会社名
映像作家 逢坂芳郎
住所
北海道帯広市西八条南27-1-14
電話番号
080-5586-1401

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