医療現場の変革を目指すOmi Japanの新サービス
Omi Japan株式会社は、医療分野に特化したAIエージェントの開発支援サービスを2025年6月より開始することを発表しました。このサービスは、医療機関におけるAIエージェント導入の障壁を取り除くことを目的としています。特に、最短2ヶ月という迅速な概念実証(PoC)を通じて、開発パートナーの募集を行い、より多くの医療機関がAIの利益を享受できるよう努めています。
AIエージェントとは
AIエージェントは、目標に基づいて自らデータを収集・分析し、最適な行動を選択・実行する高度なプログラムです。通常のAIが情報を提供するにとどまるのに対し、AIエージェントは複雑なタスクを自律的に実行できる能力を持っています。医療現場では、業務の効率化が求められており、AIエージェントの導入が急務となっています。
医療現場の現状とOmi Japanの取り組み
先進的な医療機関では、AIエージェントの導入が進んでいますが、日本ではまだ多くの課題が残されています。社会的、制度的、技術的な壁が存在し、医療現場でのAIの利用が遅れているのが現状です。Omi Japanは、この遅れを打破するため、医療特化型AIエージェントの研究・開発を進め、現場のニーズに応じた高品質なサービスを提供する準備を整えています。
PoCの成功を引き出すための特徴
Omi Japanが今回提案するPoCには、以下の3つの特長があります。
1.
医療ITに特化した開発ノウハウ
国内の1万件以上の医療機関での導入実績を基にしたしっかりとしたノウハウを提供しています。プロジェクトの初期段階から問題解決につながる提案を行うことが強みです。
2.
国際基準に基づく高品質
ISO9001やISO/IEC 27001など、国際基準に遵守した品質管理体制を整え、信頼性の高いPoCを提供します。また、リスク検知のための第三者によるQA体制を活用しています。
3.
コストを最適化した設計
オフショア開発の活用や人材リソースの柔軟な配置により、PoCの構築コストを削減しています。医療ITとAIの領域に精通した専門チームがスピードと品質を両立させています。
実証事例:受付業務を支援するAIエージェント
Omi Japanでは、受付業務に特化したAIエージェントの開発を実施しました。このエージェントは、患者との対話を通じて得た情報をEMR(電子カルテ)に自動的に登録する機能を持ち、最適な診察スケジュールを提案します。これにより、業務効率が大幅に向上し、医療従事者の負担軽減に寄与しています。
開発パートナーを募集
Omi Japanは、業務フローに応じたAIエージェントのPoCを最短2ヶ月、399万円で構築可能です。詳細は
こちらから確認できます。
7月16日、セミナー開催
2025年7月16日(木)、東京ビッグサイトにて「国際モダンホスピタルショウ2025」で、Omiグループ代表のチャン・クォック・ズンが次世代AIエージェントの開発方法に関するセミナーを行います。新しい技術を活用した医療現場改善の可能性を探ります。
経営者のメッセージ
Omiの代表は、医療現場でのAIの導入について「人間の意思決定を支えるだけでなく、代替すべき領域に入ってきています。医療は遅れをとって凡庸化するのではなく、AIの利点を積極的に取り入れるべきです」と語ります。そのために、Omiがどのように医療ITの進化を助けるかがこれからの大きなテーマとなります。
Omi Japanの概要
Omi Japan株式会社は、日本の医療・ヘルスケア向けシステム開発に特化した企業で、14年以上の経験を有します。これまでに400を超えるシステムを開発し、病院や薬局など、累計1万以上の医療機関に導入実績があります。
まとめ
AI技術は日々進化しており、それに伴い医療現場でも新たな挑戦が求められています。Omi Japanは、これからの医療に必要なAIエージェントの開発を通じて、医療の現場を変えていくことを目指しています。