株式会社SolafuneがJAXAの宇宙戦略基金事業に採択される

株式会社SolafuneがJAXAの宇宙戦略基金事業に採択

株式会社Solafune（上地練CEO）は、JAXAが実施する宇宙戦略基金事業に採択されたことをお知らせします。この事業は、全22のテーマで構成され、Solafuneは「衛星データ利用システム海外実証（フィージビリティスタディ）」として選ばれました。この事業の背景には、宇宙市場の拡大と地球規模での社会課題の解決があり、Solafuneはその達成に向けて全力を尽くす姿勢を見せています。

衛星データ利用システムの意義

宇宙産業の発展には、衛星やロケットなどの宇宙機器そのものだけでなく、これらの機器を利用したソリューション市場の拡充が欠かせません。特に、衛星データを活用したビジネスにおいては、初期段階から海外市場を視野に入れた取り組みが非常に重要です。このプロジェクトでは、海外での社会課題を解決するための衛星データ利用システムの開発と実証を支援することが目標に設定されています。

今後は約2年かけてフィージビリティスタディを実施し、その成果をもとに大規模事業への展開を模索する予定です。この過程では、海外の政府機関や実際のニーズを把握し、事業の精緻化を進め、グローバルな市場に位置付けを高める狙いがあります。

Solafuneの新技術開発

Solafuneは「鉱山モニタリングAIとユーザビリティ改善に向けたLLM技術開発」という課題に採択され、AIを活用した衛星データ解析によって、鉱物資源の探査や開発の監視を行う「SHIGEN AI」の展開を進めています。これまでの調査で、AI技術のさらなる精度向上が必要であることが分かりました。そこで、これまで使用していた光学衛星画像に加え、ハイパースペクトルデータの導入を進め、解析精度を向上させる取り組みを行っています。

また、政府機関の職員が衛星データやデータサイエンスに関する専門知識なしで利用できるよう、大規模言語モデル（LLM）を用いたユーザビリティの改善にも取り組む予定です。

Solafune企業概要

「Hack The Planet.」をスローガンに掲げるSolafuneは、地球上で発生する様々な現象を解析するための衛星データ解析技術の開発および提供に取り組むスタートアップ企業です。現在、世界およそ110カ国・地域でその技術が利用されており、アジア、アフリカ、中東を中心に、グローバルな展開を推進しています。

【会社情報】