GATESが新たな蓄電池用地マッチングプラットフォーム『蓄託』を発表
2025年12月25日、東京に本社を置くGATES株式会社が、系統用蓄電池事業に特化した用地売買およびマッチングプラットフォーム「蓄託(TIK TAK/チクタク)」を正式に開始しました。このプラットフォームは、急速に拡大する再生可能エネルギーと蓄電池市場で直面するいくつかの課題を解決することを目指しています。具体的には、用地情報の不足、契約の複雑さ、事業化のための時間的制約などが挙げられます。
蓄電池事業の背景
再生可能エネルギーの普及が進む中、国内では蓄電池事業への投資が急増しています。しかし、その一方で蓄電池に適した土地は容易には市場に出回っていないため、適切な用地を見つけることが困難です。また、再生可能エネルギー事業に関する契約形態も多岐にわたり、整理が難しい現実があります。これらの課題を解決するために、GATESは長年の不動産業務のノウハウを生かして「蓄託」を開発しました。
『蓄託』の特長
1. 蓄電池向け用地マッチングへの特化
「蓄託」は、系統用の蓄電池設置を想定した土地情報だけを掲載しており、事前に地目や用途地域、接道条件を整理して提供します。これにより、事業者は迅速に適切な土地を見つけることができます。
2. 売主と事業者の直接マッチング
プラットフォームは土地所有者や蓄電池事業者、EPC事業者を直接つなぎます。これにより、迅速かつ効率的な取引が可能になります。
3. ストラクチャード・ファイナンスを一体提供
「蓄託」では、プロジェクトファイナンスの支援や特殊目的会社(SPC)の設立、収益構造や事業スキームの設計などの金融支援も包括的に提供します。
4. 全国対応と未公開案件の取り扱い
地方の遊休地や未利用地の有効活用も促進し、オフマーケット案件にも対応しています。これにより、地域ごとのニーズに応じた土地活用の機会を提供します。
今後の展望
GATESは、2026年早々に「蓄託」にストラクチャード・ファイナンスを組み込んだ新たな金融サービスを導入する予定です。これにより、用地の探索から契約、事業性を踏まえた資金調達支援までの一貫したサポートを提供し、蓄電池事業の立ち上げをよりスムーズに進めていきます。
代表取締役のコメント
GATESの代表取締役である関野雄志氏は、「再生可能エネルギーの主力電源化が進む中、蓄電池事業は用地確保と資金調達という二つの大きな課題を抱えています。私たちは不動産事業を通じて、現場の課題に向き合っています。『蓄託』は蓄電池に適した土地をマッチングするだけでなく、今後は金融支援を通じて事業化を高効率で行える環境を作っていきたい」と述べています。
サービス概要
- - サービス名: 蓄託(TIK TAK/チクタク)
- - URL: https://tiktak-jp.com/
- - 内容: 蓄電池用地マッチング、ストラクチャード・ファイナンス支援
- - 対象: 蓄電池事業者、再エネ事業者、土地所有者
- - 提供開始日: 2025年12月25日
- - 運営: GATES株式会社
会社情報
GATES株式会社は不動産、再生可能エネルギー、金融の領域で幅広い事業を展開しています。これにより、日本のエネルギーインフラの発展にも貢献することを目指しています。
詳細は、
GATESの公式サイト をご覧ください。