EC加盟店向け機能
2025-02-20 15:25:28

株式会社アクルがEC加盟店向けに信頼性チェック機能を導入

株式会社アクルが新たに信頼性チェック機能を導入



株式会社アクルは、クレジットカードの不正利用対策ソリューション「ASUKA」を通じて、ECカード加盟店向けに新しい機能「信頼性チェック機能」を提供開始しました。この機能は、EC業界におけるクレジットカード不正利用の被害を軽減することを目的としています。

ASUKAの信頼性チェック機能とは



信頼性チェック機能の導入により、ECカード加盟店は各決済取引について不正利用のリスクに加え、信頼できる利用者の判定結果も得ることができます。この機能は、過去のEC利用者の購買データを基に真正利用者の傾向を分析し、独自の信頼性データを構築することで実現されました。これにより、不正対策における課題の一つ、真正利用者への影響を最小限に抑えることを目指しています。

1. 真正利用阻害リスクの最小化



一般的に、不正検知やセキュリティの施策では真正利用者への影響(阻害リスク)が課題として挙げられます。ASUKAは、不正検知サービス開始当初からこのリスクを低減できる特徴を持っており、信頼性チェック機能を使うことで、従来以上に真正利用の阻害リスクを増長させることなく、セキュリティを強化することが可能です。

2. EMV 3-Dセキュアとの連携



クレジットカード・セキュリティガイドラインに従い、ECカード加盟店はEMV 3-Dセキュアによる本人認証の実施を選択できますが、この新機能を使えば、必要に応じて本人認証を迅速に推進可能です。これにより、ECカード加盟店はセキュリティを強化しつつ、顧客の利便性を損なわない運用が期待できます。

信頼性チェック機能の具体例



この機能は、ECカード加盟店が形成したネットワークデータを活用し、過去に不正利用が認められた際の情報だけでなく、その取引が「信頼できる」と評価された場合の情報も考慮します。このようにASUKAが形成するネットワークを効果的に活用することで、参加店全体のセキュリティが向上します。

提供の背景



近年、国内におけるクレジットカード番号の盗用被害額は年々増加し、2023年には504億円に達しました。そのため、経済産業省は2025年3月末までにECカード加盟店へのEMV 3-Dセキュアの導入を義務化する意向を示しています。この背景により、EC業界全体でセキュリティ水準を向上させ、不正利用を減少させることが期待されています。

ただし、EMV 3-Dセキュアの導入にはいくつかの課題が存在し、中でも不正利用が多いECカード加盟店では真正利用者の決済承認率が低下する可能性も懸念されています。また、本人認証の手続きによりユーザーがサイトから離脱することが増え、ECカード加盟店の売上に影響を与える懸念も払拭できません。

これらの問題に対応するため、ASUKAは真正利用を阻害しない設計を重視し、国内最大級の不正対策ネットワークを構築してきました。今回のEMV 3-Dセキュアの義務化に伴い、ECカード加盟店が不正検知とこの新機能を組み合わせることで、その効果を最大限に引き出すことが重要です。

結論



新しく導入された信頼性チェック機能により、ECカード加盟店は不正リスクの評価だけでなく、安全な取引環境を確保しながら、真正利用者を適切に判断できるようになります。これにより、過度な本人認証を回避しつつ、セキュリティを強化し、売上の最大化やリスク軽減に寄与することができます。

ASUKAの詳細や導入については、株式会社アクルの公式ウェブサイトをチェックしてください。


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会社情報

会社名
株式会社アクル
住所
東京都港区六本木1-9-9六本木ファーストビル14階
電話番号
03-6866-8558

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