物流業務のデジタル化
2025-02-13 11:37:33

安田倉庫グループがデジタル化で物流業務を効率化する新しい.step

安田倉庫グループのデジタル化に向けた取り組み



安田倉庫グループは、運送部門における業務効率を向上させるため、デジタルツール「MOVO Vista」を導入しました。今回、新たに安田運輸でもMOVO Vistaを実装することで、グループ内の情報連携を強化し、物流業務全体の効率化を図る狙いがあります。動き出したこのプロジェクトは、物流業界全体のデジタル化の最新版の一環といえます。

MOVO Vistaの導入背景とその成果



安田倉庫では、すでに2021年7月からMOVO Vistaを8拠点で導入し、業務の効率化が進められてきました。このシステムの利用によって、運送依頼業務では50%から90%の時間短縮が実現しています。また、請求書作成業務に関しても、約80%の時間削減を達成。これにより、従来の業務に比べ、よりスムーズな業務フローが確立されました。

担当者間での車両手配状況の共有が可能となり、各担当者はリアルタイムでの情報把握が可能になりました。従来のアナログ的な手法から一歩進んだ取り組みが、業務全体を支えるポイントとなっています。これに続き、安田運輸では2024年10月に新たにこのシステムを導入し、物流業務をさらに進化させる方針です。

デジタル化による情報の可視化



デジタル化の効果は、ただ単に時間短縮だけにとどまりません。運行管理データの可視化によって、拠点を超えた配車業務の最適化も可能となります。これにより、業務全体の効率性が向上し、マニュアルタスクの減少も期待できます。表計算ソフトに依存していた運行管理表もデジタル化され、入力ミスが減るほか、効率的な請求確認が実現されます。

今後の取り組みの展望



MOVO Vistaを活用することで、安田倉庫と安田運輸間のデータの連携がさらに強化され、将来的にはグループ内の配車業務を一元管理できる体制が期待されています。また、2025年4月に施行される改正貨物自動車運送事業法にも対応し、MOVO Vistaに搭載された「実運送体制管理簿出力機能」を利用する計画があります。これにより、元請業者として必要な記録管理が求められ、適切な取引環境が整えられることが見込まれています。

各社の意見



プロジェクトの推進に際し、各企業のリーダーからも前向きなコメントが寄せられています。安田倉庫の営業企画部部長、新井康一氏は、MOVO Vistaの導入が従業員の業務の負担を軽減し、より付加価値のある業務への注力を可能にしていると述べています。安田運輸の営業企画部部長、白取由歩氏は、業務フローのスムーズ化が期待されていると強調しました。

Hacobuの佐々木太郎CEOも、MOVO Vistaを通じて企業間のデータ連携が促進される意義の重要性を語っています。これは、物流業界全体の生産性向上に寄与する大きな足掛かりとなるでしょう。

まとめ



安田倉庫グループのMOVO Vista導入は、物流業界のデジタル化を進め、全体の効率性を高める重要な取り組みです。企業間の情報共有が進むことで、より健全な取引環境が生まれ、持続可能な物流の未来が築かれることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Hacobu
住所
東京都港区三田3丁目14番10号三田3丁目MTビル9階
電話番号
050-5358-8885

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