アニメ業界初のクラウドソーシング「大峰山前鬼坊」が業務効率化を実現

アニメ業界の新たな取り組み、「大峰山前鬼坊」について

最近、アニメ業界に新たなクラウドソーシングサービス「大峰山前鬼坊」が登場しました。このサービスは、制作進行の負担を軽減し、アニメーターとのマッチングを効率的に行うことを目指しています。このアプリは、制作進行支援に特化した「八天狗シリーズ」を基に開発され、電話営業の手間を減らし、迅速にアニメーターを見つけることができるようになっています。

「大峰山前鬼坊」の特徴

このサービスには、いくつかの特筆すべき特徴があります。以下にその主な点を詳しく説明します。

1. 電話営業の軽減

アニメ制作において、制作進行は多くの電話営業を行わなければならないのが常でしたが、「大峰山前鬼坊」では、作業内容を選択して検索すれば、自動的に登録されたアニメーターのリストが表示されます。希望する単価や日程を入力することで、自分の条件に合ったアニメーターを絞り込むことが可能です。これにより、手当たり次第に電話をかけるという手間が削減されると言えます。

2. アニメーターの仕事量とスケジュールの明確化

制作進行者として、アニメーターには適切なスケジュールで作業を行ってもらいたいと思っています。「大峰山前鬼坊」では、アニメーターのカレンダーを確認することで、どれくらいの仕事を抱えているかを一目で把握できます。これにより、無理な納期を課すことを避け、スケジュールの正常化を促進します。

3. サンプル情報の提供

アニメーターは、過去の作品画像を自サイトにアップできるため、デスクやプロデューサーがその作品を確認しやすくなります。これにより、なぜそのアニメーターを選んだのかを説明する材料が整います。

4. 自動キャンセル機能

依頼をしてから24時間経過しても受注されなければ、自動的にキャンセルされる仕組みです。以前は掲示板に依頼をしたものの返答がないもどかしさがありましたが、これによりそのストレスが軽減されます。

5. 素材提供が同時に可能

依頼の際に、Googleドライブやドロップボックスなどを通じて素材を提供できます。これにより、電話での受注確定後に素材を持参するという手間を省け、制作の流れがスムーズになります。

6. メール通知の現状

現在、登録時やパスワード変更時のみメールが届くため、依頼の有無や掲示板への書き込みに気づくにはサイトを定期的に確認する必要があります。

アニメーターのプロフィール

「大峰山前鬼坊」では、横浜アニメーションラボ・クラウドハーツスタジオに所属するアニメーターも公開されています。具体的には、以下の2名を紹介します。

- 岡崎滉

- 参加作品：「クレヨンしんちゃん」1034話、「PSYCHO-PASS 3」＃7、「ラピスリライツ」

- 後藤翔哉

- 参加作品：「クレヨンしんちゃん」1034話、「ラピスリライツ」

動画単価は1枚250円からで、必要な作業日数は3日からです。

まとめ

「大峰山前鬼坊」は、アニメ制作の現場において新しい風をもたらすツールです。制作進行の負担を軽減し、アニメーターとともにより良い作品を生み出す手助けとなることでしょう。興味のある方は、ぜひ登録してみてください。Webサイトはこちら：大峰山前鬼坊

この新たなプラットフォームが、アニメ制作業界にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に期待が寄せられます。