岡山大学が開催した部局長等セッション
2025年12月2日、国立大学法人岡山大学において、「部局長等セッション」が開催されました。このイベントでは、大学の執行部や各部局の教職員が一堂に会し、持続的な発展に向けた重要課題について自由に意見を交わしました。今回のセッションは、特に「ERM(Enterprise Risk Management:全学的リスクマネジメント)」について学ぶための研修が行われました。
セッションの背景と目的
岡山大学は、教育・研究の質の向上を図るため、リスクマネジメントを取り入れる重要性を認識しています。今回のセッションでは、リスクアセスメントや管理の基礎を学び、次年度の目標や計画策定に役立つ知識を提供することが目的です。皆がリスクマネジメントを意識的に実践することにより、大学全体の運営にも好影響を与えることを目指しています。
講師の紹介
セッションには、ニュートン・コンサルティング株式会社から勝俣良介氏が講師として招かれました。勝俣氏は、リスクマネジメントの専門家として、大学のリアルケースを想定したワークショップを通じて、具体的な取り組みを体験する機会を提供しました。また、リスクマネジメントの意義やプロセスなどを詳しく解説しました。
開会の挨拶
セッションは、岡山大学の三村由香里理事の開会挨拶から始まりました。「組織目標の策定や実施において、今後はERMの手法を取り入れ、リスクマネジメントを進めていくことが重要です。この機会を最大限に生かしてください」と強調しました。
学びのプロセス
勝俣講師による実践的な講義の後、参加者はグループに分かれ、身近な題材をテーマにしたワークショップを行いました。具体的なケーススタディを通して、参加者はリスクマネジメントのフレームワークを学び、目標設定やリスクアペタイトについての理解を深めました。
クローズの挨拶
最後に、菅誠治理事が「大学はリスクを抱えながらも前進し続ける必要があります。執行部がリーダーシップを発揮し、大学全体でリスクマネジメントに取り組んでいきたい」と述べ、セッションを締めくくりました。
まとめ
今回の部局長等セッションは、管理職がERMについての理解を深め、組織目標を策定するための知識を得る大変意味のある機会となりました。岡山大学は地域中核の大学として、今後も持続可能な発展に向けた取り組みを続けていくことでしょう。参加者たちの今後の活動に期待が寄せられます。