音楽で心の復興
2021-10-12 08:20:01

音楽がつなぐ心の復興—多賀城市に響く希望のメロディー

音楽がつなぐ心の復興—多賀城市に響く希望のメロディー



d . 2011年3月に発生した東日本大震災の影響を受けた宮城県多賀城市では、大きな悲しみと苦しみの後、音楽が市民の心を癒す重要な役割を果たしてきました。津波によって市の約3分の1が浸水し、200人以上の命が奪われたこの土地では、音楽やアートの力が復興への道を照らしています。

音楽の力を信じる



多賀城市での音楽支援活動を担うのが、株式会社リブランが提供する24時間楽器演奏可能賃貸マンション「ミュージション」です。新型コロナウイルスの影響で活躍の場が制限されてしまった地元の音楽家たちに新たな光を与えようと、同社は、「みんなの合唱団」を結成し、仲間たちと共に継続的に活動を行ってきました。こちらの活動を監修する担当者の戸口木綿子さんはもともと声楽家であり、音楽を通じて心の支えを提供したいという思いから取り組んでいます。

このような活動の実績から、リブランの代表取締役鈴木雄二氏は、音楽がもたらす慰めや希望の意義を信じるようになり、さらに地域とのつながりを深めてきました。音楽を通じた復興は、ただの支援活動ではなく、非常に深い意味を持っています。

ピアノ寄贈と楽器のマッチング



この度、リブランは多賀城市へのピアノの寄贈を決定し、これを契機に「楽器でつなぐ」というプラットフォームを開設しました。こちらは、災害によって楽器を失った人々と、楽器の買い替えを考える演奏者たちをつなぐ新たな試みです。この取り組みによって、より多くの方々へ音楽の恩恵が届くことでしょう。

2020年には、コロナ禍で困窮する音楽家たちへの支援として総額1,000万円の給付金を配布するプロジェクト「#もっと世界に音楽をプロジェクト」を展開した実績もあり、その後の取り組みで地域にさらなる響きをもたらすことを目指しています。

記念コンサートの開催



ピアノ寄贈を記念して、11月にはミニコンサートが開催されます。このコンサートには、著名な音楽家たちが参加し、地元の方々に心温まるメロディーを提供します。バリトン歌手の高橋正典氏は、「音楽の力を信じ、素晴らしい仲間たちと演奏できることに感謝しています」と述べており、コンサートへの期待が高まっています。

このように、音楽はただのエンターテインメントではなく、心のケアやつながりを提供する重要な手段です。被災された方々の心に寄り添い、音楽の力で共に歩んでいくことが、これからの発展に不可欠です。音楽がもたらす希望のメロディーが、多賀城市の未来に響き渡ることを願っています。

まとめ



リブランの取り組みや多賀城市の活動は、音楽が持つ力と、心の復興に向けた真摯な姿勢を浮き彫りにします。音楽の力によって、多くの人々が互いに支え合い、再び明るい未来に向かって歩む姿は、希望で満ちています。

会社情報

会社名
株式会社リブラン
住所
東京都板橋区大山町17-4
電話番号
03-3972-0072

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