スペースマーケット、行動分析ツール導入でコンバージョン率5%アップ!データドリブン経営で成長加速
株式会社スペースマーケットが運営する、スペース貸し借りマーケットプレイス「スペースマーケット」は、行動データ分析ツール『Amplitude』を導入し、コンバージョン率(CVR)を5%以上向上させました。この成功事例は、データドリブン経営の重要性を改めて示しています。
データ活用による劇的な変化
スペースマーケットは、36,000以上のユニークなスペースを提供するプラットフォームです。同社は、作業効率の向上とデータの民主化を目的に、2022年からAmplitudeを導入。2024年にはアプリ開発チームにも導入を拡大し、データに基づいたアプリ開発体制を構築しました。
導入前は、データ分析は主にプロダクトマネージャーが担当し、アプリ開発チームは限られた情報しか確認できていませんでした。データ分析への抵抗感も課題となっていました。しかし、Amplitude導入により、アプリ開発チームはデータ分析を行い、施策の提案から実行、検証までを一貫して行えるようになりました。
Amplitude導入による具体的な効果
Amplitude導入による効果は多岐に渡ります。
データに基づいた開発サイクルの確立: プロダクトマネージャーの不在時でも、アプリ開発チームが自律的にデータ分析に基づいた開発、実行、検証が可能になりました。
CVRの大幅向上: データの可視化により、具体的なCVR数値を把握。ABテストを実施し、CVRを5%以上向上させました。これは、データに基づいた企画・提案が効果的であったことを示しています。
分析スピードと効率の向上: データの一元管理と可視化により、分析スピードが向上し、迅速な意思決定が可能になりました。
データの民主化: データへのアクセスが容易になり、全社的にデータ活用が進みました。
これらの成果は、Amplitudeの直感的な操作性と豊富なチャート機能によるものだと言えます。専門的なデータサイエンティストが不要なため、マーケターやプロダクトマネージャー自身が簡単にデータ分析を実行できる点が大きなメリットです。
DearOne社の支援
今回のAmplitude導入は、NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社である株式会社DearOneの支援を受けて実現しました。DearOneは、アプリ開発ノウハウやマーケティングツールの提供を通じて、スペースマーケットのデータドリブン経営を強力にサポートしました。
スペースマーケットの今後の展望
スペースマーケットは、今回の成功を踏まえ、データ活用を更に推進し、よりユーザーにとって使いやすいプラットフォームを提供していく予定です。データドリブン経営を基盤とした同社の今後の成長に注目が集まります。
Amplitudeについて
Amplitudeは、IBM、Walmart、PayPalなど世界3,000社以上が導入する米国発の行動分析ツールです。オンラインとオフラインのデータを統合し、顧客行動分析を容易に行えます。直感的な操作性で、専門知識がなくてもデータ分析が可能です。
結論
スペースマーケットのAmplitude導入事例は、データドリブン経営の成功例として、多くの企業にとって参考になるでしょう。データ活用による業務効率化、意思決定の迅速化、そしてビジネスの成長は、現代の企業にとって不可欠な要素となっています。スペースマーケットの取り組みは、その重要性を改めて示すものです。