リズムジャパン、evoグループの一員に
リズムジャパンが北米の大手アウトドア企業であるevoグループの傘下に入ることが決定しました。これにより、リズムジャパンは日本での事業をevoに完全に譲渡し、既存株主はevoの株式の一部を獲得します。この歴史的な提携は、アジア太平洋(APAC)市場のサービス拡大を目指すevoにとって重要な一歩です。
リズムジャパンは、日本国内においてウィンタースポーツのレンタルサービスを提供する企業として、すでに高い評価を得ています。ニセコ、白馬、富良野の7店舗を運営し、地域に根ざしたサービス展開が多くの顧客を惹きつけています。これまでの成功を糧に、evoがリズムジャパンの運営を引き継ぐことで、北米におけるレンタルサービスの強化が期待されます。
リズムジャパンの設立と特色
リズムジャパンは2005年、マシュー・ハンプトン氏とミック・クリマ氏によって設立されました。設立当初から、地域に特化したスノースポーツ用品を扱うことを目指してスタートしました。特に、雪のコンディションに応じたギアを多様に取り揃えることで、スノーライフを楽しむ人々へのサービスを充実させてきました。
「RHYTHM BASE HQ」を含む7つの店舗は、ウィンタースポーツに特化した多様な商品ラインナップを提供し、ギアチューニングやプレミアムレンタル、さらにはスノースポーツのレッスンやガイドサービス、オンラインショッピングまで行っています。カフェで提供する地元のコーヒーも好評で、顧客にとって居心地の良い場所となっています。
リズムジャパンは、顧客体験を大切にしており、現在のブランド名や経営陣を変更せずに、既存の運営を続けます。「無限であること」をコアバリューに掲げるリズムジャパンは、evoとの提携により新たなビジョンを見据えています。マシュー・ハンプトン氏は、引き続きリズムジャパンのCEOを務めるとともに、APACエリアのマネージングディレクターにも就任します。
evoのリーダーシップと今後の展開
evoは、北米を拠点としたアウトドア企業で、ユニークな体験を提供することを使命としています。アメリカとカナダに展開する店舗ネットワーク、オンラインプラットフォーム、そして様々なスポーツ体験を通じて、コミュニティを形成しています。evoのCEOであるブライス・フィリップス氏は、リズムジャパンとの出会いを振り返り、その特別な印象を強調しました。
提携を通じて、evoはリズムと共に事業を拡大し、市場をリードする存在になることを目指しています。両社の強みを活かし合いながら、地域社会への貢献も重視していく方針です。特に、リズムジャパンが持つウィンタースポーツの専門知識とevoが展開する多様なアウトドア体験は、相互に補完し合うことでさらなる価値を生み出すでしょう。
今後の取り組み
新たな提携により、リズムジャパンとevoはそれぞれのブランドを活かし、グローバルなオムニチャネルのリテールパートナーとして成長を続けます。そして、スノースポーツを愛する多くの人々に、より良いサービスと商品を提供していくことが求められています。
関連情報
リズムジャパン公式サイト
evo公式サイト