殺処分ゼロを目指す「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」
公益財団法人どうぶつ基金が主催する「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」の結果が発表されました。このコンテストは、犬や猫の命を守るため、殺処分ゼロを実現することを目的に2010年から続いているイベントです。今年は全国から1,045点の応募が寄せられ、その中から環境大臣賞や大阪府知事賞、審査員特別賞などが決定しました。
コンテストは、行政やボランティアによって救われた犬や猫がモデルとなることを条件としており、地域猫や保護された猫、さらには里親を探している犬たちがその姿を披露します。今回は、応募作品のクオリティが非常に高く、審査も厳正に行われました。
受賞作品の紹介
環境大臣賞受賞作
「百獣の王のような立ち姿」
この作品は、漁港にやってきた猫のまーくんがモデルです。彼は非常に人懐っこく、写真を撮る際にライオンのようなかっこいいポーズをとったことが高く評価されました。この作品は、視覚的なインパクトだけでなく、愛らしさや心の温かさも感じられ、多くの人々の共感を呼びました。
大阪府知事賞受賞作
「早く逢いたい!!」
この作品では保護犬のハルが主役となっています。彼はおばあちゃんと一緒に過ごしており、その日常の温かさを感じさせる美しい瞬間が捉えられています。特に、遠くに姿が見えた瞬間にハルが立ち上がるシーンは、観る人に感動を与えました。
作品展の開催
受賞作品や入選作品は、2025年11月7日(金)から8日(土)の間、大阪市中央区のOsaka Metro 本町ビルで展示されます。会場では、受賞した作品がすべて展示され、各作品に添えられたストーリーも楽しむことができます。動物愛護をテーマにしたこのイベントは、命の大切さについて考えるきっかけとして多くの人々に参加を呼びかけています。ぜひ、訪れて直接作品を鑑賞してください。
動物愛護週間について
9月20日から26日は毎年動物愛護週間です。この期間は、動物の愛護に関する関心を高めることを目的としており、私たちの身の回りにいる犬や猫、さらにはウサギや鳥、さらには農場で育てられる牛や豚などに目を向ける機会となります。
どうぶつ基金は、このような活動を通じて動物と人間の幸せな共生を目指しています。私たち一人ひとりが、動物に愛情を持って接し、彼らの幸せを考えることが、この社会全体の幸福に繋がるのです。
どうぶつ基金の活動について
公益財団法人どうぶつ基金は、1988年に設立された動物愛護団体であり、すべての活動資金は民間の寄付に基づいて支えられています。主な活動には、無駄な繁殖を防ぐための無料不妊手術や里親探しの支援があります。特に「さくらねこTNR」プログラムは、地域猫の不妊手術を行うことによって、猫の命を守る重要な活動の一つです。
このように、どうぶつ基金では愛護活動を通して、一頭でも多くの犬や猫が幸せに暮らせる社会の実現を目指しています。私たちもこの思いを共有し、より良い未来のために何ができるかを考えていきたいですね。