株式会社テクトムのグローバルな挑戦
日本に本社を置く建築設計AIソフトウェア企業、株式会社テクトムは、2025年4月24日、ロンドンに新たな支社を設立するとの発表を行いました。この動きは、テクトムのグローバル展開にとって重要な一歩です。
ロンドン支社設立の背景
ロンドン支社の設立は、英国が欧州の建設業界におけるリーダーであり、BIM(Building Information Model)を代表としたIT技術を活用した建築設計が進んでいる国であることが背景にあります。特に、英国政府はBIMの義務化政策を進めており、建設イノベーションに対して助成金の提供や税制上の優遇措置を用意しています。これにより、デジタル化が加速する環境が整いつつあります。
また、ロンドンは国際的な建築設計のハブとして、中東やアジアなどの多様なプロジェクトが集まっています。この環境に身を置くことで、テクトムはその国際的影響力を最大限に活用し、新たなビジネスチャンスを狙う意向です。
将来に向けた展望
テクトムはこのホープを契機に、ヨーロッパ市場への完全な参入を果たし、現地の顧客との連携を強化していく考えです。代表取締役社長の北村尚紀氏は、「ロンドン支社の設立は、私たちのグローバル成長戦略における大きな転換点です。今後は、これまで日本国内で培った技術を基盤に、欧州の建設業界に新たな価値を提供していきたい」と述べています。
テクトムの事業内容
テクトムは、最先端のAI技術を活用したクラウドサービスを提供し、主に建築・エンジニアリング・建設(AEC)業界に注力しています。Tektome Platformを利用することで、業務の効率化を図り、人間にしかできない高付加価値業務の実現をサポートしています。今後もイノベーションを推進しながら、企業のデジタル変革をグローバルに後押しします。
会社情報
株式会社テクトムは、東京都渋谷区広尾に本社を構えており、テック広尾ビルの7階に位置しています。創業は2020年で、デジタルソリューションの提供を通じて、建築業界の革新に寄与することを目指しています。
公式ウェブサイト:
テクトム
今後もテクトムの動向に注目が集まります。ロンドンにおける新たな挑戦が、どのようなシナジーを生むのか期待が膨らみます。