暗号資産調査:35%がステーキング実践も、理解不足が壁に
株式会社Clabo(東京都港区)が実施した最新の調査によると、暗号資産を保有する男性・女性600名のうち、約35%がステーキングに参加していることが明らかになりました。興味深いことに、残りの約65%はステーキングを実施していないのですが、その理由の多くは「仕組みがわからない」と直面していることがわかりました。
調査の概要と結果
この調査は、運用スタイルによる暗号資産の実態を把握するために行われました。具体的には「ガチホ(長期保有)」と「ステーキング」の2つの運用スタイルに焦点を当てました。調査結果によれば、44.7%の保有者が「ガチホ」のみで運用し、対照的にステーキングに関与しているのは35%という結果になりました。
ステーキングを実践していない理由
ステーキングを行っていない216名にその理由を尋ねると、54.2%が「仕組みがわからない」と回答しました。この結果は、損得よりも学びの入り口が理解されていない点が大きな要因であることを示唆しています。他の理由としては「報酬が少ない」が14.8%、「ロック期間が不安」が12.0%と続きますが、これらの懸念よりも理解不足が大きな壁となっているようです。
リターン体感の違い
さらに、リターン体感においてはスタイルによる明確な違いが見られました。ステーキング実践者の43%が直近1年間のリターンを「5〜10%」と回答した一方、ガチホのみの層では22%が「マイナス」と回答。つまり、ステーキングを行っている方がより良いリターンを感じていることが明らかになっています。
ステーキング報酬に関するデータ
ステーキングを行っている210名に直近1年の報酬を尋ねたところ、「5〜10万円」が32.9%で最も多く、「10〜30万円」が19.0%という結果がありました。特に投資歴が10年以上の層では、45%が「30万円以上」を得ていると回答しており、投資経験に応じてリターンが異なることが伺えます。
満足度の調査結果
運用スタイルに対する満足度では、「両方行っている」層が46%と最も高く、「ガチホのみ」は33%、そして「ステーキング」は32%でした。「その他」の層では19%が「非常に不満」と回答しており、自分の投資スタイルに対してどのように感じているかが課題の一つであると言えるでしょう。
まとめ
今回の調査により、暗号資産保有者の44.7%は「ガチホ」のみ、35.0%がステーキングに関与していることがわかりました。特に見逃せないのは、ステーキングを行わない理由のほとんどが「仕組みがわからない」とされている点です。運用スタイルによってリターンの実感の差があり、ステーキングに参加することでより良い運用結果を得ている方が多いことも確認されました。暗号資産の運用を考える上で、理解を深めることが重要であるというメッセージが伝わる調査結果です。この情報は、個々の投資スタイル選択や資産運用に関する貴重な指針となるでしょう。