株式会社博報堂が運営する博報堂生活総合研究所は、毎月消費意欲に関する調査を行っています。最近の調査結果によると、2026年11月の消費意欲指数は46.6点で、前月に比べてわずかに上昇しました。また、前年同月比ではほぼ横ばいという結果が出ています。この調査は、20歳から69歳の男女1,500名を対象に、消費活動に対する意識を点数化する形で実施されています。
11月は例年、消費意欲が高まる月とされており、今年もその傾向が見られました。具体的には、ポジティブな要因として「買い物の好機」が増加し、ブラックフライデーの期待も高まっています。しかし、同時にネガティブな要因も顕著で、年末年始に向けた節約志向や物価の高騰が消費意欲を圧迫している様子が窺えます。特に、物価高を理由に「我慢する」という意見が多く、金銭的な理由での節約意識も強まっています。
調査結果には、前月と比べて「買い物の好機」を感じる割合が上昇した一方で、「欲しいものがない」と感じる人は減少し、全体としては複雑な状況が浮かび上がります。また、ここ最近の物価高や円安の影響を受け、食品や飲料の値上げも続いており、326社以上が価格改定を実施しています。
外出や飲食に関する消費意向も調査された結果、こちらは前月比、前年比ともに減少が見られました。特に「旅行」や「外食」など、消費者が直接的な出費を伴うサービスへの意欲が低下しているようです。これは高騰する物価が直接の影響を与えていると言えるでしょう。
まとめると、11月の消費意欲はセールへの期待がある一方で、物価高や節約志向が強まり、消費活動全体が慎重になっていることが分かります。特に年末年始に向けての準備を意識する消費者が多く、これが消費市場にどのような影響を与えるか、今後の動向に注目が集まります。消費意欲指数が高まることが期待される一方で、実際の消費行動がどう変わるのかは非常に興味深く、しっかりとした分析が求められています。これからの市場動向には目が離せません。