日本のブックスタート
2024-09-18 19:33:44

日本のブックスタート事業が世界の注目を集める意義と取り組み

日本のブックスタート事業が世界からの注目を集める理由



近年、日本の「ブックスタート事業」が国際的な注目を集めています。この取り組みがどういったもので、なぜ世界中で支持されているのかを見ていきましょう。

ブックスタート事業とは?



ブックスタート事業は、0歳児健診などを通じて「絵本」との出会いを促す活動です。赤ちゃんの幸せを考え、行政と地域住民が協力して行うこの事業は、日本全国で広がりを見せています。

このプロジェクトは、イギリスで始まり2001年に日本でも導入されました。現在では、全国の1,115自治体が実施しており、読み聞かせの「体験」を重視した形で進められています。また、絵本の配付のみを行う自治体を含めると、全国で87%にあたる1,507自治体が何らかの形で「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」を行っています。

国際的なつながり



2018年には「Global Network for Early Years Bookgifting」という国際的なネットワークが設立され、日本もこの運営に参加しています。日本の活動は、絵本の贈呈に教育的な側面よりも「赤ちゃんの幸せ」を重視している点が特徴です。

行政と市民が協力し、多くのボランティアが参加していることが、他国から注目される要因となっています。このような官民連携による活動は、日本独自の取り組みとして評価されています。

スウェーデンの視察と日本から学ぶこと



2023年10月、スウェーデン・ストックホルム市立図書館の職員が来日し、日本のブックスタートについて視察を行います。同国では2014年から政府の資金を元にブックスタートを試験的に始め、現在では多様な方法で絵本を子どもたちに届けています。これには図書館、保健センター、家庭訪問などが含まれますが、中には対象を制限する自治体も存在します。

ストックホルム市立図書館の担当者は、日本での活動を詳細に理解し、自国の取り組みに生かしていきたいと語っています。スウェーデンにおいても、絵本の時間は子どもたちの人生に大きな意義を持つとされています。20年以上にわたり、その重要性を伝えてきた日本の方法論を学ぶことで、自国の活動をさらに充実させたいという思いが伺えます。

終わりに



日本のブックスタート事業は、単なる絵本の贈呈に留まらず、赤ちゃんや子どもたちの情操教育や成長に寄与しています。その取り組みが国際的にも評価されていることは、今後の更なる展開を期待させるものです。地域社会と連携し、世界各国と共に子どもたちの幸せを模索していく姿勢が、今後ますます重要視されるでしょう。


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会社情報

会社名
NPOブックスタート
住所
東京都新宿区新小川町5-19角田ビル3階
電話番号
03-5228-2891

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