北陸初のユースワーク団体が集結!
この度、北陸地域での若者支援を強化するために、「ほくりくユースワーク協議会」が設立されることが発表されました。これは、NPO法人じっくらあと、NPO法人ガクソー、一般社団法人D-live、一般社団法人NOTORN、一般社団法人YOUTH PACEの5団体が共同で推進しているプロジェクトで、石川県、富山県、福井県を中心とした地域での連携を目指します。
協議会の設立は2024年4月を予定しており、設立準備室が既に立ち上げられ活動を開始しています。設立の目的は、北陸地域においてユースワークや関連活動を行う団体や主体がネットワークを形成し、地域全体の若者支援活動を推進・充実させることです。これによって、各団体の知識やリソースが共有され、活動の質と持続可能性が向上することを目指しています。
設立の背景と目的
本協議会の設立に至った経緯には、2024年1月1日に発生した能登半島地震が大きく影響しています。この地震を契機に、現地で活動するユースワーク団体が連携会議を組織し、オンラインでの情報連携を強化してきました。緊急時には連携が非常に重要であることを再認識し、平常時でも団体間の協力が必要だという意識が高まりました。これにより、恒常的なネットワーク組織の設立が望まれるようになりました。
特に、北陸地域においては小学校高学年から高校生に対する支援が十分でないことが問題視されています。また、地域間での人口移動が活発なため、より多くの若者に対して効果的な支援を行うための体制が欠如しているとされています。しかし、ここ数年で「第三の居場所」が増えてきていることから、地域全体でのサポート体制の確立に向けた機運が高まっています。
協議会の活動内容
「ほくりくユースワーク協議会」における主な活動内容は以下の通りです。
1.
ユースワークの普及・啓発・支援: 若者支援活動の重要性を広め、関心を持ってもらうためのさまざまな取り組みを行います。
2.
連携会議や研修の開催: 定期的に意見交換や学びの場を提供し、効果的な支援方法を模索します。
3.
政策提言: 地域における具体的な課題を提起し、改善策を政策に反映させるための活動を行います。
4.
調査・報告活動: ユースワークに関する情報を収集し、分析結果を地域や団体に提供します。
発足交流会の開催
この協議会の設立に向け、2月23日(日)には発足交流会が開催されます。場所は石川県金沢市の「しいのき迎賓館 ガーデンルーム」で、時間は13:30から17:00まで。参加費は無料で、定員は30名。参加希望者は、指定のフォームから事前申し込みが必要です。交流会では、協議会の活動内容説明やユースワークにおける課題を共有するワークショップも行われます。
この取り組みを通じて、北陸地域の若者支援がより一層充実することが期待されており、各団体の協力によって、若者たちが安全で健全な成長を遂げられる環境が整うことを願っています。今後の動向に注目が集まります。