サー・パトリック・スチュワートの自叙伝が待望の発売
2024年9月18日、著名なシェイクスピア俳優であり、数々のアイコン的なキャラクターを演じてきたサー・パトリック・スチュワートの自叙伝「自叙伝 パトリック・スチュワート」が発売されます。彼の名前を知らない人は少なくないでしょう。「スター・トレック」の艦長ジャン=リュック・ピカードや、「X-MEN」のプロフェッサーXとしての姿は、多くのファンに愛されているからです。この自叙伝は、サー・パトリック自身が彼の人生の物語を語る初めての作品となります。
本書は、彼自身の幼少期から始まります。裕福ではない家庭で育ち、貧困や家庭内暴力に翻弄されながらも、演劇に目覚めたのは10代のことでした。巡業公演で出会った名優ヴィヴィアン・リーとの出来事や、数多くの演出家たちとの交流が彼の演技者としての基盤を作り上げたことが語られています。
またパトリックは、自らの恋愛遍歴や二度の離婚、現在の妻サリーとの出会いについても率直に述べています。彼の個人的な側面が、この本で明らかになるのです。特に「スター・トレック」に艦長として抜擢された際の背景や、撮影現場でのエピソードは、ファンにとっては興味深い内容でしょう。「砂の惑星」でのディヴィッド・リンチ監督との気まずい思い出も披露されています。
自叙伝の中では、彼が「ファンタジーはもうたくさん、SFはもうたくさん」と考えつつも『X-MEN』に出演を決めた理由や、友人であるイアン・マッケランとのエピソードについても触れています。サー・パトリックは、演技への情熱やプロとしてのこだわりを持ち続けてきたことがよく分かります。
この自叙伝は、サー・パトリックが感受性豊かな視点から、自らの人生を深く掘り下げた記録であり、彼の数十年にわたるキャリアの集大成とも言えます。特に、彼の俳優としての成長や成功までの道のりは、読者に多くのインスピレーションを与えることでしょう。
著書を通じて、彼の個性や誇り高い芸術家としての道程を感じることができ、シェイクスピア俳優としての彼の貴重な経験や、アイコンとしての苦労や喜びを知ることができます。この自叙伝が新たなファンを生むきっかけとなることは間違いありません。さらに、彼の人生やキャリアをより深く理解した読者は、彼の演技をこれまで以上に鑑賞するでしょう。
自叙伝「パトリック・スチュワート」は、全584ページの言葉の宝石箱とも言える本で、一度手に取ってみる価値は大いにあります。また、電子版も同時に発売されるため、手軽に読むことができるのも嬉しいポイントですね。正式な発売日は2024年9月18日ですので、ぜひお楽しみに!