このたび、株式会社パワーエックスが提供する中型蓄電池「PowerX Cube 360」が、貨物運送や倉庫業を手がけるウヤマ産業の野田流通加工センターに初めて納入されました。当初、ピーク時における電力の有効活用を狙ったこの導入は、産業用のエネルギーマネジメントの新たなモデルケースとも言えます。
新しいエネルギーの可能性
ウヤマ産業は、環境に配慮した取り組みの一環として、産業用の太陽光発電設備を設置しています。今回の新しい蓄電池は、この太陽光発電システムから得られる余剰電力を有効活用するための重要なパートナーです。2台のバッテリーユニットと1台の電気ユニットからなるこのシステムは、総合的に716kWhの蓄電容量を持ち、それにより電力使用のピークをカットできる能力を持っています。
環境負荷の低減とコスト削減
ウヤマ産業では、蓄電池を導入することで、余剰電力をただ消費するのではなく、効率的に利用することで電力コストの削減を図ります。このように、新たな蓄電池を利用することで環境負荷の低減にも貢献することが期待されています。
今後の展開と大きな期待
パワーエックスは、蓄電池「PowerX Cube 360」の販売拡大を狙っており、年内にも認定販売施工会社制度をスタートする計画です。この取り組みにより、日本国内の中小規模の事業所や各店舗への蓄電池の提案、販売、設置を強化する方針です。
産業用中型蓄電池「PowerX Cube 360」の特徴
- - 設置台数: 2台
- - 蓄電容量: 各358kWh
- - 設置場所: ウヤマ産業野田流通加工センター
- - 用途: オンサイト太陽光発電システムからの余剰電力の活用及びピークカット
- - 生産地: 岡山県玉野市
このように、ウヤマ産業とパワーエックスの協業は、環境に優しいエネルギーの利用を促進し、コスト削減にも寄与する重要な一歩となります。今後も、類似の取り組みが全国で広がることが期待されます。