ダイナトレックがデジタルサービストライアル制度に参画
株式会社ダイナトレック(本社:東京都港区)は、一般社団法人第二地方銀行協会のDX・オープンイノベーション組織である「SARBLAB」の実施する「デジタルサービストライアル制度」に参加することが発表されました。この制度は、会員行がデジタルサービスの試行導入を推進するための枠組みで、金融機関のデジタル化を加速するための重要な一歩となります。
デジタルサービストライアル制度とは
この制度は、SARBLABが窓口となり、第二地方銀行協会の会員行に向けて最新のデジタルサービスを試験的に導入できるプラットフォームを提供します。金融機関がデータ活用を進め、顧客サービスを向上させることを目的とした取り組みです。
今年の6月、ダイナトレックは「DYNATREK BI Platform」という統合BIプラットフォームを試行導入するための説明会を開催しました。この会議では、製品の特徴や導入した金融機関の活用事例について話し合われ、参加者はデジタルサービスの価値を実感する場となりました。
DYNATREK BI Platformの特徴
「DYNATREK BI Platform」は、1980年代から開発が進められてきた「仮想統合技術」を基にした製品で、現在では日本国内の約30の金融機関に導入されています。このプラットフォームは、地方自治体や官公庁、電力会社など、他の業界でも大規模な情報統合基盤として利用されています。
このプラットフォームを通じて、データの分析や活用がより容易になり、経営課題解決に向けた強力なツールとなることが期待されています。ダイナトレックは今後も金融業界におけるデータ活用の可能性を広げていくとともに、顧客に対するサービス向上を目指します。
SARBLABの役割について
SARBLABは、2019年に設立された組織で、第二地方銀行協会の会員に向けたデジタル化の推進と、外部企業との連携を図るための活動を行っています。会員行が迅速にデジタライゼーションに対応できるように、オープンイノベーションを促進し、顧客目線のビジネス改善を目指しています。
また、SARBLABは情報提供や意見交換を通じて、デジタルサービスの浸透を支援する役割も担っています。これにより、会員行は外部の知見を活用し、自らのサービスを革新することができるのです。
まとめ
ダイナトレックの参画は、第二地方銀行協会のデジタル推進にとって大きな進展です。この取り組みを通じて、金融機関がより効果的にデータを活用し、業務の効率化や顧客サービスの向上を図ることが期待されています。今後の展開にぜひ注目したいところです。