企業研修の現状
2023-04-25 10:00:02
企業研修の実態、受講者の大半が内容を忘れる結果に!
企業研修に対する評価は厳しい現状
最近の調査によると、企業研修を受講した社員の約8割が研修内容を覚えていないことがわかりました。これは、ビジネス界における研修の質や実効性に疑問を投げかける結果と言えるでしょう。
この調査は、サンプル数214人の会社員を対象に、インターネット上で実施されました。「これまで受けた会社の研修で覚えている内容は?」との問いに対して、「全く内容を覚えていない」という回答が26%、「あまり覚えていない」が53%と答え、合計79%が研修内容を全く、もしくはあまり覚えていないという驚くべき結果が得られました。
また、受講者に「いまでも受けて良かったと思える研修はどれくらいありますか?」との質問をしたところ、「ほとんどなかった」が43%、「半分より少なかった」が35%と、78%の受講者が「受けて良かった研修は今までの半分以下しかない」と回答。特に年齢別に見ると、20代では71%、50代では82%が「受けて良かった研修は今までの半分以下」と答え、年齢が上がるにつれて否定的な意見が増加する傾向にあります。
研修参加に対する負担感
研修にかける時間に対する負担感も浮き彫りにされています。調査によれば、「仕事が忙しくて研修を受けたくないと思ったことがありますか?」という問いに対し、約50%が「研修に参加したくない」と感じていることが明らかになりました。特に、業務との調整が難しいことが大きな障害となっています。
さらに、不満の中で最も多かったのは「研修の時間が長かった」という点です。ビジネスパーソンは多忙な中での研修参加に対し、高い意識を持っていることが示されています。次いで「研修の中身がなかった」「業務との関連性がなかった」と続きます。
スキルアップへの期待
一方で、不満が多い中でもスキルアップに対する興味は依然として根強いようです。「スキルが伸ばせるなら今後も積極的に研修を受けたいと思いますか?」という問いには、54%が「とても思う」「やや思う」と前向きな回答をしています。特に20代、30代においては、61%が肯定的な回答を示しており、年代が若いほどスキルアップ研修に前向きであることが分かります。
オンライン研修についても、67%が「肯定的」と回答しており、研修の形態に対する考え方は世代を問わず広がりを見せています。このように、ビジネスパーソンは研修そのものに不満を持ちつつも、スキルアップしたいという意欲から研修に対する期待は高いということが分かります。
EdWorksの取り組み
このような背景を受け、ソフトスキルに特化した人材教育を展開する株式会社EdWorksは、社会人教育に新しい風を吹き込もうと奮闘しています。2022年に設立された同社は、学習塾と同様に結果にこだわり、成果を上げることを目指しています。これからの研修が果たしてどのように変わっていくのか、ビジネスシーンでの研修の在り方を考える必要がありそうです。
この調査結果によって、企業研修の現状を見直す契機となるでしょう。企業は社員の成長を促進するために、研修の質を向上させる努力が求められています。
会社情報
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