東急不動産ホールディングス、PRIDE指標で4年連続ゴールド受賞
東急不動産ホールディングス及びそのグループ企業である東急不動産、株式会社東急コミュニティーが、LGBTQ+とセクシュアル・マイノリティへの取り組みを評価する「PRIDE指標」で、4年連続となる最高位の「ゴールド」を受賞しました。これは、企業の多様性の推進と、職場環境の改善に向けた絶え間ない努力の成果です。この取り組みは、これまでも数回にわたって紹介されており、今後もその動向が注目されています。
PRIDE指標とは
PRIDE指標は、企業や団体がどれほどLGBTQ+に配慮した取り組みを行っているかを評価する指標です。これは、LGBTQ+コミュニティに対する認知度や理解度、また具体的な支援策などを基にしています。東急不動産は5年連続、東急コミュニティーは4年連続での受賞で、この評価は企業文化の変化や社会への貢献を強く示しています。
人的資本経営への取り組み
東急不動産ホールディングスグループは、【人的資本経営】を重要視し、長期ビジョン「GROUP VISION 2030」の達成に向けたさまざまな施策を実施しています。約3万人の従業員それぞれのスキルや意欲を人的資本として捉え、企業の持続的な成長を目指すという考え方です。この中で、特に「多様性と一体感のある組織づくり」に重点を置き、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進に力を入れています。
具体的な取り組み
具体的なアクションとして、DE&Iビジョンの策定や人事制度の改訂、LGBTQ+に特化した研修やガイドラインの作成があります。また、社外にも情報発信を行い、LGBTQ+に対する理解を深めるための情報提供を行っています。
特に、2025年に予定されている「息子と呼ぶ日まで」と題した映画の上映会は、トランスジェンダー当事者を主役とした作品であり、その上映後にはトークセッションも行われる予定です。ここでは実際に体験した方に語っていただくことで、社内外の理解が深まることが期待されています。
法整備への賛同
また、昨今の社会の変化に伴い、婚姻の平等に賛同する「Business for Marriage Equality」への参加や、「LGBT平等法」制定に向けた署名活動にも積極的に関与しています。こんな活動を通じて、企業の存在意義を再確認し、社会に対する責任を自覚する姿勢を強化しています。
環境経営とDXへの取り組み
加えて、東急不動産ホールディングスは「GROUP VISION 2030」を通じて環境経営やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進も指針としています。2030年に向けての具体的な行動として、再生可能エネルギーへの転換や、持続可能な開発の促進など、環境保護にも注力しています。
このような複合的な取り組みを通じて、「誰もが自分らしく働ける企業」を目指す東急不動産ホールディングスの姿勢は、今後も多くの企業の模範となることが期待されています。私たちは、その成長を見守りつつ、さらなる多様性の受容と社会全体での理解を促進していく必要があります。