子どもたちの視点を変える『さかさま改訂新版』が増刷決定！

働くと遊ぶ火の星と、本を愛す水の星の物語

幻想的な宇宙の中に、隣り合わせに存在する「火の星」と「水の星」。そんな2つの星を舞台に展開する絵本『さかさま改訂新版』は、視点の違いをしっかりと子どもたちに伝えてくれる素晴らしい作品です。この絵本が、2025年11月14日（金）に増刷されることが決定しました。

想像力を掻き立てるストーリー

この絵本では、二つの星の住人たちがそれぞれ違った価値観で生活しています。「火の星」では、遊ぶこととはたらくことが大好きな人々が、「火のたね」を大切に育てながら生活しています。一方、「水の星」では、海で泳ぐことや、様々なものを作り出すことが得意な人々が暮らしており、たくさんの本を読みます。

しかし、ある日、二つの星には不思議な変化が起こります。「火の星」には「水の星」のにおいが、「水の星」には「火の星」のけむりが流れてきて、どちらの星の住人たちも元気を失ってしまうのです。かつての平和な暮らしを取り戻すために、彼らはそれぞれの習慣を守ろうと努力しますが、この過程で互いにダメージを与えてしまいます。

視点を変えることの重要性

「火の星」と「水の星」の住人たちが直面した分断や対立は、現代社会でも非常に重要なテーマです。思想や価値観が異なる相手に対して、視点を変えて理解を深めることが必要とされています。この絵本を通じて、子どもたちは相手の立場に立って考える大切さを学び、異なる価値観を尊重する力を育むことができます。

読書の楽しみ方

『さかさま改訂新版』は、上下にストーリーが配置されているため、どちらの端からも読むことが可能です。これにより、親子での読み聞かせはもちろん、保育園や幼稚園での教育現場でも大いに役立ちます。絵本の中には、約4,000体以上のキャラクターが登場し、どれも異なる表情や動きで描かれています。このため、何度読んでも新しい発見があり、楽しみが尽きません。