英検1級向けWPMテストが新たな評価基準に
スタディスタジオ株式会社は、英検1級(CEFR-C1相当)の英語力を測定するための新しいWPM(Words Per Minute)テストをWebサービス「スタスタApps」にて発表しました。このテストは、以前にリリースされた3級から準1級のテストに続くもので、最上級レベルの英語力を必要とします。特に、読解速度だけでなく、内容の理解度も同時にチェックできるよう設計されており、学習者がただ速く読むだけでなく、しっかり理解できているかを評価する機能が備わっています。
英検1級の特徴と課題
英検1級は大学上級レベルの語彙や複雑な文構造が出題されるため、単なる読み飛ばしでは合格を目指すことができません。この試験は、リーディング、ライティング、リスニングを統合的に評価するため、読解スピードが合否を大きく左右します。特に、難易度の高い英文を短時間で理解する能力が求められ、これが合格のカギとなります。
WPMテストの仕組み
新たに導入されたWPMテストでは、次のような特徴があります:
1.
英文が消える仕組み:問題文を読み終えると、即座に画面上から消えるため、再度読み返すことができません。このため、あらかじめ内容をしっかりと理解しなければなりません。
2.
英語の設問に日本語で回答:読む力だけでなく、理解力を試すために、設問は英語で呈示されますが、答えは日本語で記入します。これにより、単なる単語の拾い読みや機械的な回答が難しくなります。
3.
正解しないとWPMが表示されない:テストにおいて、設問に正しく回答しない限り、WPMは算出されません。速さだけを追求することはできず、正確な理解が求められます。
200語超の長文課題
今回のWPMテストでは、200語以上の英検1級レベルの英文が用意されています。これは過去の下位級よりも長文であり、難解なテーマについての理解が求められます。速読力を鍛えることで、英検1級だけでなく、TOEFLやIELTS等、他の国際試験においても高いパフォーマンスを発揮できる力を養うことが可能です。
チート防止策
テストには厳重なチート防止策が適用されています。例えば、テキストをコピーできないようにする技術が導入されており、受験者は真剣に内容を読み取る必要があります。また、設問の回答が間違えるとスコアは出ないため、正確な理解と速さを両立させることが大いに求められます。
学習メリットと今後の展望
このWPMテストは、英検1級に合格するための強力な支援を提供します。何度もテストを行うことで、速さと正確な理解をバランス良く育成し、試験時間内に効率的に問題を解く力を養うことができます。さらには、TOEFLやIELTSなどのテストでも通用するスキルを身につけることができるため、さまざまな国際試験についても有利に作用します。
将来的には連続測定機能の導入や、より多様な英文トピックの追加も計画されており、学びが深まる期待が高まっています。また、学習効果を高めるため、オンライン英検専門塾「スタスタLIVE英検」とも連携し、受講生の学習プランの向上をサポートすることが目指されています。
以上のように、英検1級向けのWPMテストは、今後の英語力向上に欠かせない強力なツールとなるでしょう。興味のある方はぜひ、公式サイトからテストを体験してみてください。