イタリア人タレントが淡路島で有機米栽培!地域活性化と農業の魅力発信に挑む
タレントのパンツェッタ・ジローラモ氏が、兵庫県淡路島で無農薬米栽培の『有機米プロジェクト』を2024年7月3日より始動しました。このプロジェクトは、YouTubeクリエイターマネジメント事業を展開する株式会社Carry Onと、農業分野で様々な事業を展開する株式会社パソナ農援隊との連携により実現しました。
両社は、農業関係人口の増加を目的とした連携協定を締結。ジローラモ氏は、福島県会津美里町での無農薬米栽培に続き、淡路島でも健康や環境に優しい有機米栽培に取り組むことになりました。
プロジェクト開始にあたり、近隣の住民や農家の方々と共に田植え体験を実施。秋の収穫まで、様々な方々と共に無農薬稲作に挑戦していきます。
深刻化する農業の担い手不足と有機米普及の課題
日本の農業は、少子高齢化や都市部への人口集中により、深刻な担い手不足に直面しています。特に稲作農業者の減少は顕著で、2040年には2020年比で65%減の約30万人になると予測されています。
一方、農林水産省は2050年までに有機米比率を25%にする目標を掲げていますが、現状では0.12%と普及率は低迷しています。
地域活性化と食の安全性を目指す取り組み
Carry Onは、農業や地方創生に意欲的なジローラモ氏と連携し、パソナ農援隊と共に、地域住民や観光客、教育団体の方々を対象とした農業教育プログラムを実施。農業の重要性や食の安全性を広く伝えていきます。
また、自動抑草ロボット「アイガモロボ」などの先端技術を活用し、有機栽培技術の普及にも力を入れます。
淡路島を舞台に、新たな関係人口と持続可能な農業を創出
ジローラモ氏とパソナ農援隊は、この有機米プロジェクトを通じて、農業の魅力を発信し、新たな関係人口を増やすことを目指します。淡路島の地域活性化と持続可能な農業の推進に貢献していくとのことです。
今後の展開
プロジェクトでは、以下の活動が予定されています。
農業教育プログラムの提供:地元住民や観光客、教育団体、パソナ農援隊が取り組む企業向けヘルスケアサポートプログラム「Wellness Farm Club」の参画企業を対象に稲作体験等を実施
最先端技術の実証実験:自動抑草ロボット「アイガモロボ」を活用し、先端的な有機栽培技術の普及
* メディアを通じた情報発信:ジローラモ氏やCarry Onに所属するインフルエンサーが本プロジェクトの取り組みを紹介
淡路島から始まる、農業の未来
ジローラモ氏の熱意とパソナ農援隊のノウハウ、そして先端技術を融合させたこのプロジェクトは、日本の農業の未来を示す取り組みとして注目されます。淡路島から発信される有機米の美味しさと、農業の魅力が、多くの人に届くことを期待しましょう。