高校生の創造力が形に!丹鉄モニュメントベンチが完成
2025年12月12日、京都府の天橋立駅にて、地域の高校生が製作した「丹鉄モニュメントベンチ」の受渡し式が行われました。この取り組みは、京都丹後鉄道(通称:丹鉄)を運行するWILLER TRAINS株式会社が主導し、沿線の京都府立峰山高等学校の機械創造科の生徒たちが中心となって実現したものです。
丹鉄モニュメントベンチの誕生の背景
このプロジェクトのきっかけは、峰山高校の生徒からの提案でした。駅のホームに設置されるベンチを観光列車を模したデザインで作りたいという要望を受け、丹鉄側と生徒たちは何度も打ち合わせを重ねました。その結果、観光列車「丹後あかまつ号」をモチーフにしたベンチが完成したのです。
受渡し式には、峰山高校の校長や生徒8名、みさらずの駅長も参加し、除幕式や記念撮影が行われました。生徒たちは緊張しながらも、多くの人に見られることに喜んでいる様子でした。
地域との連携と新たな魅力の創出
この取り組みは、地域の活性化を図ることを目的としたものです。丹鉄はただの交通機関ではなく、地域の魅力発信の一端を担っています。丹鉄モニュメントベンチは、訪れる人々に心に残るフォトスポットとして利用されることを想定しており、観光客や地域住民が集まる場所となることでしょう。
受渡し式に参加した生徒の一人は、「このプロジェクトを通じて、多くの人に私たちの作ったベンチを見てもらえることがとても嬉しいです。このベンチが少しでも丹鉄の魅力を発信できる手助けになるなら幸いです」と話しました。
今後の展望
完成した丹鉄モニュメントベンチは天橋立駅の1・2番ホームに設置され、撮影スポットとしても盛況を博しています。また、峰山駅においては、もう一つの観光列車「丹後あおまつ号」をモチーフにしたモニュメントベンチの設置も計画しています。これからも丹鉄は地域の高校と連携し、地域の皆様に愛される鉄道を目指し続けていくことでしょう。
丹鉄モニュメントベンチ概要
- - 設置場所:天橋立駅 1・2番ホーム
- - モチーフ:観光列車「丹後あかまつ号」
- - 設置日:2025年12月12日(金)~
- - 今後の予定:峰山駅に「丹後あおまつ号」モチーフベンチを2026年1月中に設置予定
丹鉄モニュメントベンチは、地元の高校生による創造力あふれるプロジェクトの成果であり、今後の地域の活性化に寄与することでしょう。